Dear Great Hackers

  1. インタビュー
  1. タイアップ

エンジニアが新しい価値を創造する時代へ。Modis株式会社の新たな挑戦とは?

人材サービスのグローバルリーダーであるアデコグループは、新たにModis(モディス)株式会社を設立。2022年1月1日には、グループ内のIT、R&D領域のエンジニア派遣、請負およびコンサルティング事業を統合すると発表しました。

同社はこれまで長きにわたって蓄積してきた「Modis」ブランドと「Modis VSN」ブランドのノウハウを活用して、エンジニアの新しい視点の働き方やキャリアパスの描き方を提案していくようです。

そこで、今回はModisの魅力と展開する事業の特色、エンジニアへのメッセージなどを同社Products&Consumer事業本部 本部長の米田 真一郎氏に聞きました。

プロフィール

米田 真一郎(よねだ しんいちろう)
Products&Consumer事業本部 本部長
2001年、ソフトエンジニアとしてVSNに入社後、インフラエンジニアへジョブチェンジし海外でNW構築に従事。PMとしてIoT関連のシステム設計及びシステム統合に携わる。その後、ITエンジニア部門約1,500名の責任者として人事制度の構築や技術トレーニング体系の整備、中期経営計画の策定などに従事。通信キャリア系・メーカー系のエンジニア・営業が所属する部門の事業部長などを経て、2021年より現職。

2022年1月にスタートする人材サービスModisのアウトライン

――はじめに、Modisの概要を教えてください。

米田 真一郎氏(以下、米田):Modis(モディス)はアデコグループの事業ブランドの1つです。これまで日本では、アデコ株式会社と株式会社VSNの2法人がModis事業を展開してきました。

アデコ株式会社の「Modis」はエンジニアの有期雇用派遣、無期雇用派遣、フリーランスなどに対応する技術者人材サービスです。一方、株式会社VSNの「Modis VSN」は正社員型の無期雇用派遣を展開し、技術者派遣と教育研修トレーニングサービス、そして「バリューチェーン・イノベーター」という独自サービスを事業の柱としていました。

2022年1月1日にアデコ株式会社の「Modis」と株式会社VSNの「Modis VSN」を統合し、Modisブランドを一社に集約。「Modis株式会社」として事業を推進していきます。この事業統合により、2022年1月時点において約8,400名のエンジニアを擁する大規模な人材サービス会社になります。

――Modisサービスは世界展開をしているそうですが、所属するエンジニアはグローバルに活躍できるのでしょうか?

米田:Modisは、世界約20カ国で約3万人のエンジニアが活躍するグローバルサービスです。現時点で事例は多くありませんが、英会話のスキルや状況に左右されるものの能力と技術スキルがあれば、世界で活躍できる可能性があります。

図:グローバルに展開している「Modis」

――エンジニアは自社開発を魅力的に捉える風潮があると思います。そういったなか、Modisで働く面白さや良さを教えてください。

米田:以前、私はクライアント先でエンジニアリングサービスを提供するエンジニアでした。

その経験からいうと、派遣というワークスタイルでエンジニアリングサービスを提供する面白さは様々な企業の文化に触れることができ、多種多様なシステム開発、研究開発に携わっていけるところにあると思います。Modisで働く面白さや良さも同様だと考えています。

――多岐にわたって豊富な経験を積むことができるのが魅力になっているのですね。

米田:そう思います。先が読めない時代を生きていく上で何がエンジニアの武器になるかを考えると、その1つは環境適応能力です。

派遣先でクライアントに価値を提供する経験を積むことで、自然に環境適応能力といったスキルを身につけられるのがModisの魅力の1つといっていいと思います。

技術サービス、人材育成、コンサルティングの三本柱がModisの基軸

――Modis株式会社が展開する事業の「柱」は何でしょうか?

米田:大きく3つの柱があります。通常のエンジニアリングサービスである「Tech Talent」、教育・トレーニング・人材育成のサービスである「Tech Academy」、Modis独自のコンサルティング系サービスである「Tech Consulting」の3つです。

これらを2022年1月の事業統合以降、さらに大きな規模感で展開していこうとしています。

――Modisが展開する事業について、それぞれの特徴を教えてください。まず、Tech Talentにはどのような特徴がありますか?

米田:Tech Talentはエンジニアリングを中心としたサービスです。

企業がModisを活用するメリットは様々な契約形態が用意されていることでしょう。エンジニアリングサービスとして、派遣契約、そして準委任契約、請負契約といった契約形態があります。

「派遣」とひとくちにいっても、エンジニア正社員型の「無期雇用派遣」、登録型派遣の「有期雇用派遣」、それから一定期間派遣社員として従事後にエンジニアと派遣先企業が合意すれば正社員として就業できる「紹介予定派遣」があります。また、Modisでは、フリーランスエンジニア向けプラットフォームである「Modis Freelance」もあります。

このように様々な契約形態、ワークスタイルのエンジニアをクライアントに提案できるのがModisの強みです。また、エンジニアにとってもModisで就業することで、多彩なキャリアパスを描くことが可能といえます。

図:様々なワークスタイルが用意されている

非常に幅広い分野のエンジニアが就業しているのも、Modisの特徴の1つです。中心となるのはIT系のエンジニアで、細かくいうとソフトウェアエンジニア、インフラ系ではネットワーク、サーバエンジニアです。

また、昨今ニーズの多いセキュリティエンジニアやデータサイエンティストなども在籍しています。ものづくりやR&D(研究開発)では、メカトロニクス、機械設計、機構設計、エレクトロニクス、半導体の設計、ファームウェア、制御系などの分野でエンジニアが活躍しています。さらにケミストリーやバイオ分野などで活躍するエンジニアもいます。

このように幅広い分野でエンジニアが活躍しているので、様々な業界のクライアントのニーズに合う提案ができるのです。

長年の人材育成の叡智を集めた「Tech Academy」

――Tech Academyの特徴を教えてください。

米田:Modisではこれまで長きに渡って自社エンジニアに研修を行ってきたので、蓄積された教育ノウハウがあります。我々が持っているトレーニング環境とカリキュラムが多くのクライアントに有効な価値を認めていただけるレベルになったと判断して、現在、エンジニアの育成・教育トレーニングサービスとして法人向けに提供しています。

Tech Academyではカリキュラムと環境を定期的に刷新しているのが特徴です。現場で抱えている課題を踏まえた上でカリキュラムのブラッシュアップを繰り返しています。

今持っている研修環境やカリキュラムに永続的な価値はありません。技術の変化や進化があるので、それに追随していく必要があるからです。定期的にブラッシュアップしていくことが大方針としてあり、トレンドの技術要素を概ねカバーするスタイルで環境とカリキュラムを更新し続けています。

また、講師は基本的にModisのエンジニアです。現場のエンジニアを講師として呼び寄せて、一定期間、講師として活躍してもらうことにしています。つまり、最先端の業務に取り組みトレンドを追っていた現場のエンジニアを我々の研修環境に戻して講師をお願いしているのです。講師となるエンジニアは教えることで、自分自身のスキルの見直しと定着につなげているのです。

――人材育成プログラムを提供して社会貢献もされていると伺いました。

米田:2021年の東京都デジタル人材育成事業を請け、我々のノウハウを用いてデジタル人材の教育トレーニングを行いました。今回は東京都の育成事業ですが、このような取り組みを通じて社会貢献を進めています。

――教育サービスへのニーズは高まりを見せているのでしょうか?

米田:人材育成や教育へのニーズはかなり高まっていると認識しています。

2020年のCOVID-19以降、これまでオンサイトで取り組まれていた業務がリモートワークへと変化して、社会全体でワークスタイルが変わりました。企業はデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させないと、この新たなワークスタイルや社会変化に対応できなくなっています。

そこで、各企業がDXに向けに様々な計画を練って動く流れになっていますが、DX人材やIT人材の育成はこれまであまりされてこなかったため人材不足の状況になっています。

例えばメーカーは、ものづくりエンジニアの育成に注力してきてきましたが、デジタル化を進める組織に対応できる人材の育成ノウハウを蓄えていないことが多いようです。我々は人材育成ノウハウを持っていますので、育成に課題を持っているクライアントに価値あるサービスが提供できると考えています。

企業の課題解決まで踏み込む「バリューチェーン・イノベーター」

――3つ目の、Tech Consultingとはどのようなサービスでしょうか?

米田:Tech Consultingは、Modis独自のコンサルティング系サービスとして、バリューチェーン・イノベーターという名で展開しています。これは我々が作った造語で、クライアントのバリューチェーン上に潜む課題を発見し、我々が持つ技術力で解決できる課題のすべてにアプローチし解決策を実行するサービスです。

こう聞くと、コンサルティングに近い印象を持たれることが多いようですが、バリューチェーン・イノベーターは、技術者・エンジニアが自分の擁する技術力で解決できる課題に対して、実行フェーズまでアプローチしていくことが基本になります。

一般的に、コンサルティングサービスの中核は「知恵の提供」で、課題を発見してクライアントに解決策を提案して対価をいただく形です。しかし、バリューチェーン・イノベーターは実行フェーズまで一貫して総合提案をして課題解決をします。ここが通常のコンサルタントと異なるポイントです。

図:バリューチェーン・イノベーターの概要

――エンジニアが伴走してコンサルティングをすることで、スムーズに改善を進める狙いがあるのでしょうか?

米田:日本のみならず、ワールドワイドでコンサルティングと実行フェーズが分断されているケースが多いと認識しています。我々も本部にコンサルティング専門集団を立ち上げており、コンサルティングに特化した人材も在籍していますが、最終的にはエンジニア側と連携して物事を進めていく流れを作り上げています。

――そうなるとクライアントはワンストップで課題解決に取り組めますし、エンジニアは自分にコンサルティング的な適性があったらコンサルタントを目指せる環境になっているということになりますね。

米田:もちろん可能です。私もエンジニアでしたので感じますが、現場にいるときの方が技術のキャッチアップは早いと思います。技術は進化するので、自分の技術力や知識力が最新の状況に追いついていないと、絵に描いた餅を提案する「なんちゃってコンサル」となり、価値が半減してしまうのです。そういった意味でポジションのローテーションがあっても面白いと思っています。

――実行フェーズまで伴っているとプロセス全体の見通しが良くなり、課題が早く解決しそうだと感じました。

企業が自社の文化やワークスタイルなどを変えていくとき、組織内には変化に背を向けるグループも一定の割合で存在します。このような意見対立など逆風があっても突き進まなければならないこともあり大変ですが、そこを我々が伴走して心の支えになれたらと考えています。

エンジニアが多彩に活躍できる環境がある

――エンジニアがModisで働くメリットをあらためて教えてください。

米田:先ほども申し上げたことですが、エンジニアが多彩なキャリアパスを描けるのがModisのメリットです。スペシャリストとして1本の道を究めていくキャリアパスもあれば、エンジニアとして入って途中からプロジェクトマネジメントにウェイトを置き、いわゆるマネジメント層に向かって進むこともできます。

エンジニアからコンサルタントや講師、営業への道を開くこともできます。人事などバックオフィス部門に進むことも可能です。このように多様なキャリアパスを描ける環境はなかなかないのではないでしょうか。

――通常なら転職などを考えなければならない場面にすら対応できる環境があるのは魅力ですね。

米田:希望したら、その道にすぐ進めるわけではありませんが、タイミングを合わせることができれば多彩な可能性が用意されています。

また、Modisはグローバルで事業展開しているサービスブランドのため、自分の枠をグローバルに広げていける可能性もゼロではありません。Modisにはエンジニアの前向きな気持に応える環境があります。

Modisはクライアントの課題に真摯に向き合い新たな価値を創造する

――2022年1月の事業統合、そしてModisに込められた意図や想いをお聞かせください。

米田:スマートインダストリーやデジタルトランスフォーメーションといったクライアントの課題に真摯に向き合っていくためには、ブランドを統一して一気通貫でクライアント支援ができるような環境を整えることが重要だと考えています。

これを組織として作り上げていくのが狙いです。また、規模が大きくなることでModisで働くエンジニアの活躍の場が広がるメリットがあると考えています。

――今後、Modisはどのような価値を提供していきますか?

米田:ものづくり、システム作りにはいろいろなスタイルがあります。最終的にはクライアントの業務プロセス全体にModisのエンジニアが参画していき、企画構想から、要件定義、設計、構築、開発、テスト、リリース、そして運用保守といったプロセス全体の価値をより高いものにしていきたいと考えています。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

米田:新しい歴史をModisでエンジニアの皆さんと一緒に作っていきたいと思っています。これまでの固定概念を取り払って、今まで誰も考えついていない新しいものを一緒に作り上げていけたら面白いですね。

Modis株式会社について

コーポレートサイトをチェックする

編集後記

2022年1月にスタートするModis株式会社は世界20カ国以上で展開されている人材サービスModisを展開して、これまでの派遣といった概念を打ち破る自由で広い世界観を作り出そうとしているようです。
COVID-19によって、エンジニアの働き方が大きく変わってきている今、社会の流れにあった柔軟で新しいワークスタイルに取り組みたいと考えている方にとってModisは1つの選択肢を示してくれていると感じました。今後、Modisからエンジニアに発せられるメッセージに注目していきたいと思います。

取材/文:神田 富士晴
撮影:長谷川 朗

インタビューの最近記事

  1. マイナビのシステム開発現場で変わらないベンチャーマインドとは

  2. エンジニアが朗らかに成長できる! 内製化支援サービスでゆめみが攻めのDXを実現できる理由

  3. XAIにNLP。なぜ日立は、世界トップクラスのスタンフォード大とAI領域の共同研究を続ける…

  4. エンジニアが新しい価値を創造する時代へ。Modis株式会社の新たな挑戦とは?

  5. 注目度の高まる「音声処理技術」領域で、日立製作所メンバーの研究開発姿勢を探る

関連記事

PAGE TOP