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  1. インタビュー
  1. タイアップ

「野武士」の精神で顧客のDXを通じたSEの実現。SXを支援する、日立ソリューションズ 産業イノベーション事業部のマインド

「ものづくり大国」と評される日本で製造業は我が国の経済力を牽引する一大産業。自動車メーカーを筆頭に、GDP全体の約2割程度を占める存在として長らく日本の基幹産業を担ってきたと言えるでしょう。

一方で、昨今のデジタル化の波を受けて、同業界全体においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が急速に高まっています。特に超高齢社会の到来に伴う労働力人口の低減によって人手不足が顕著になるなど、激変する市場環境下での「ものづくり」の根本的な改革が必要となっています。

今回は、そのような製造業をメインターゲットとして、お客さまのDX推進を支援する、日立ソリューションズの「産業イノベーション事業部」について、事業部長および若手エンジニア2名にお話を伺いました。

プロフィール

大池 徹(おおいけ とおる)
株式会社日立ソリューションズ 産業イノベーション事業部 事業部長
1995年、日立ソリューションズに入社。自社ソリューションである勤怠管理システム「リシテア」の事業立ち上げを経験した後に、グループウェアやインフラソリューションを担当。2018年からは東京地区の産業ソリューションにて、従来のアカウント型ビジネスからソリューション型ビジネスへの転換を経験。日立ソリューションズアジアパシフィック社へ出向、アジア・パシフィックのERP(Enterprise Resource Planning)・SI(Systems Integrator)事業を経て、2020年3月より現職。

 

吉松 紘志(よしまつ ひろし)
株式会社日立ソリューションズ 産業イノベーション事業部 グローバル本部 第3部 第1グループ 主任技師
2007年、日立ソリューションズに入社。主に画像診断システム開発領域における業務アプリケーションの開発に約6年従事。2014年より製造業のクライアントを対象とするCRM(Customer Relationship Management)システムの構築に従事している。

 

山我 亘(やまが わたる)
株式会社日立ソリューションズ 産業イノベーション事業部 エンジニアリングチェーン本部 第1部 第1グループ 主任技師
2008年、日立ソリューションズに入社。入社以来、自動車関連メーカーを中心に製造業のシステム開発を担当。直近では、クライアントの悩みを具現化したり、構想を描いたりとコンサルティング活動を通じて、同社のソリューションの受注拡大に向けた活動に注力している。

 

日立グループの一員としてすべての領域でお客さまのDXを支援


――まずは皆さまが所属されている「産業イノベーション事業部」の業務概要について教えてください。
大池:主に300億~1兆円規模ほどの製造業あるいは流通業のお客さま向けに、様々なパッケージソリューションを提供している事業部です。「最新技術と長年培ったSE力・PM(プロジェクトマネジメント)力で、企業のDXやSX(サスティナビリティ・トランスフォーメーション)を継続して支え続ける協創パートナーをめざす」を事業部ビジョンとして掲げており、トップレベルのシェアを誇る各パッケージを活用して、高い生産性と大規模プロジェクトの対応力でお客さまのDXを支援しています。

――パッケージにも様々な種類があると思うのですが、どのような商材を扱っているのでしょうか?

産業イノベーション事業部 主要ソリューション

※出典元:日立ソリューションズ

大池:一般的に「基幹システム」と呼ばれる企業経営の肝となる業務に適応可能なパッケージを中心に取り扱っています。例えば、受注から入金までの一連のサプライチェーンをサポートするシステムやPLM(Product Lifecycle Management)を支えるシステムを中心に取り扱っています。
具体的には、「販売会計管理」領域としてグローバル企業の経営可視化ニーズに対応し、営業やマーケティング、経理、経営企画、管理部門を対象にSaaS(Software as a Service)やパッケージをお客さまの業務や要望に応じてカスタマイズするなど、ソリューションとしてご提供しています。

「設計・生産管理」領域では、製造業の生産工場の課題解決のために工場デジタル化と企業システムの連携など日立グループとしての「工場内の物流の最適化などのものづくりのノウハウ」も含めてご提供しています。製造業のお客さまの多くは海外にもたくさんの拠点があるため、最近では各拠点をつなげるような役割も大きくなっています。

また近年では、DXやSXを継続的にリードするデジタルソリューションとして、サプライチェーンのデジタルツインを仮想空間上に構築して製造プロセスの改善を支援する「グローバルSCMシミュレーション」や、DX構想策定から迅速なデータ利活用基盤の構築、セキュアな運用までをワンストップで支援する「HIPFi(Hitachi IoT Platform for industry)」などのマネージドサービスも提供しております。

――特に引き合いが強いのはどの領域なのでしょうか?

大池:すべての領域ですかね。いずれも欠かせないパーツですので。例えば「会計システムをグローバルで統一させましょう」のような大きなテーマはよくご相談いただきますが、お客さまの事業ステージや環境はそれぞれ異なるため、必要なパーツも変わってきます。そう考えると、昨今はすべての領域での引き合いが旺盛になってきている印象です。

――先ほど例として挙げられたパッケージやソリューションを取り扱うとなると、国内外の様々なステークホルダーとのやりとりが増えそうですね。

大池:そうですね。特に新型コロナウイルス拡大以降はグローバルでのオペレーションも増えてきて、世界中のエンジニアと一緒にプロジェクトを進めています。また日立グループの一員として他企業および当社内の他事業部とも協力しながら、お客さまのDXをお手伝いするために必要なパーツを組み合わせて、我々がフロントにたってご提供する役割を担っております。

――日立グループ内での立ち位置についても教えてください。

大池:株式会社日立製作所(以下、日立)のデジタルシステム&サービスセクター内のITサービスグループに属しており、大規模・多数のプロジェクトを同時に実行できるPM力、豊富な経験に裏付けられたSE力、業務知識やプロセス標準化力などを強みとして、お客さまのDXやSXをソリューションやサービスでサポートする存在だと自負しています。

DXを進める上での組織のチェンジマネジメントのようなご相談をいただいた際は、株式会社日立コンサルティングのようなコンサルティングファームと連携して進めさせていただいています。

標準機能とカスタマイズの絶妙なバランスを考えながら導入プロジェクトを先導

――続いて、現在のポジションと具体的な業務内容について教えてください。まずは吉松さんからお願いします。

吉松:現在は、クラウドサービスを活用して、お客さまのCRMシステムの導入をしています。役割としてはシステム導入のプロジェクトマネージャーを担っていまして、開発スケジュールの進捗管理はもちろん、出来上がったものの品質管理やお客さまとのセッション、調整など、プロジェクト推進のための多様な業務に取り組んでいます。

――製造業にも様々な業務があると思うのですが、どこを対象とされているのですか?

吉松:特にフィールドサービス業務をサポートするシステムの構築に力を入れています。

――フィールドサービスとは何でしょうか?

吉松:製品完成後の導入作業や、納入後のトラブル・お問い合わせ対応、定期的な保守・メンテナンスなど、現場に赴いて行うお客さま対応業務のことです。それらの業務の作業効率化を進めるために、我々のシステムを導入いただいています。

――なるほど。フィールドサービスのCRMシステムということで、具体的にどのような機能があるのでしょう?

吉松:例えばエンドユーザーからの過去問い合わせ履歴の参照機能や、現場での定期メンテナンス作業の手順書テンプレート機能があげられます。後者は現場作業で課題になりがちな「作業の属人化による作業品質のばらつき」を軽減し、より効率的なサービス提供に貢献できます。「どのような機能が現場の助けになるか」利用シーンをひとつひとつ想定しながらお客さまとの話し合いを繰り返し、パッケージの標準機能とカスタマイズ開発を掛け合わせてご提供しています。大変ありがたいことに、お客さまからはよく「日立ソリューションズさんは柔軟に対応してくださいますね」と言っていただきます。

――クラウドサービスを使うことの「面白さ」と「難しさ」を教えてください。

吉松:面白さであり難しさでもある点として、標準機能ではフィットしない部分をどの程度カスタマイズするかの「加減を考えること」です。お客さまの要望を100%叶えるものを作れば良いと思われるかもしれませんが、結局はこれまでの業務のあり方と変わらず、個別最適な業務のままになってしまう可能性があります。また費用対効果を考えながら「本当にこの機能は必要ですか?」と都度確認していく必要もあります。場合によっては、クラウドサービスが持つ標準機能にお客さまの業務を合わせていただく必要もあるかもしれません。そういった加減を、お客さまに納得していただく形で整備するのが、面白いところでもあり難しさでもあると感じています。
特に昨今のクラウドサービスは技術の進歩に合わせて非常に速いスピードで機能実装が進められるので、カスタマイズをするとそれらとの整合性を保つのに相応の工数やコストが発生します。この辺りを加味して導入を進めることも大事だと考えています。

社内外の人々と会話をして最新情報や動向をキャッチアップ

――同じ質問で山我さんもお願いします。現在のポジションと具体的な業務内容について教えてください。

山我:私も役割としてはプロジェクトマネージャーになるのですが、特定の商材やソリューションに特化した活動はしておらず、お客さまのアカウント対応や悩みなどの「柔らかいもの」を具体的な形にするコンサルティングのような動き方をしています。

部内ではちょっと特殊な立ち位置かもしれず、良くも悪くも日立ソリューションズの山我ではなく、「日立グループの山我」として見られることが多いです。日々お客さまとお話をする中で、よく「日立グループとして教えてください」と言われますね。ですので、自社ソリューションについてはもちろん、日立グループ全体や広く技術のことについても、常に最新情報・動向をキャッチアップすることが重要となっています。

――技術の進歩はものすごく速いと思うのですが、どのようにキャッチアップされているのですか?

山我:自分一人でできるようなレベルの情報量ではないので、社内外様々な方とコミュニケーションを取って、必要な情報をキャッチアップしています。基本的にカウンターパートとなるのは部長職以上の方々であり、DXやSXなど、様々なキーワードに対してご相談をいただきます。このため、時間を見つけてコンサル会社や別の日立グループの人と会話をして、どのようなキーワードがあって何がポイントになるのかなどの情報を常に収集しています。だからこそ、人と話すことがすごく大切だと考えています。

――具体的にはどのような事例を扱っているのでしょうか?

山我:お客さまの指定で海外メーカーの先進商材を導入するプロジェクトは非常にエキサイティングなものでした。この商材は日本で初めて導入するものなのですが、導入に関する構想策定(実行ロードマップの策定)から導入までを対応しました。実はこちらのお客さまは、隣にいる大池さんが若かりし頃に担当されていたクライアントです。海外にたくさんの支店や工場があって、そちらで取り入れたシステムを国内本社側でも採用しようというものでした。

――大規模な国内初導入は相当チャレンジングですね。

山我:我々としてもチャレンジでしたね。必要に応じて海外のソリューションベンダーとも会話し、ある時にはそのベンダーさんを日本に呼んで試行錯誤を重ねながら推進しました。

ほかには工場リニューアルにともなうDX化に関する構想策定のプロジェクトも、上流工程の取り組みとして学びの多いものでした。クライアントの経営層には「この活動を機に閉鎖的な体質を変えていきたい」「働き方や意識を変えていきたい」との想いがあり、日立グループとして組織に対する提言をいただきたいとのご要望がありました。ステークホルダーがたくさんいる中で、現場の従業員の皆さんの話に耳を傾け、ときには語りかけることも意識して活動を進めました。

先日、報告会があり組織に関して提言させていただいたのですが、お客さまからは「言いづらいことを伝えてくれてありがとうございます」とコメントいただくなど前向きに受け入れてくださり、今はその方向に向けて活動していこうとされています。

――お話を伺っていると、定型の業務がない印象で、難度が特に高そうだなと感じます。

山我:そうですね。正解がなく、いつどのようなステークホルダーのニーズが生まれるのか、試行錯誤を重ねながら推進する難しさがあるかなとは思います。一方で「定型業務がない」とおっしゃいましたが、だからこそ定型化することが重要であると考えています。ベースとなる部分を定型化することでコンサルティング活動の敷居を下げ、誰でも同じ品質の活動ができるようにし、日立ソリューションズならではのコンサルティング活動に貢献していきたいと考えています。

「もっと驚かせてくださいよ」という褒め言葉

――様々なお客さまがいらっしゃるので一概に言えないとは思いますが、クライアントが日立ソリューションズおよび日立グループを選ぶ理由は何だとお考えですか?

大池:ケースによって様々ですので具体的には難しいですが、大きな部分でお伝えすると、日立自身がさまざまな構造改革(スマートトランスフォーメーションプロジェクト)を推進して、実際に変わってきたということだと感じています。お客さまも何かしらの「変わりたい」という気持ちを持っておられる中、日立グループが現実的な解を見つけて変えていったという側面は、魅力であり信頼にもつながっていると感じます。昨今、特に注力しているグローバル展開や活動についても、日立グループとしての知見を求められているのだと思います。実行力と、計画を立てるときに現実的なオプションを提示できる点がポイントかなと。先日も「もっと驚かせてくださいよ」と言われまして(笑)

山我:私も「意外と現実的だね」とクライアントから言われます(笑)

――絵に描いた餅では意味がないので、ありがたい言葉ですね!会社としての「強み」を考えると、今おっしゃった部分以外には何があるとお考えですか?

大池:やはり、ものづくりの力でしょうか。ここはどこにも負けないなと感じています。加えて事業の幅が非常に広い点も強みだと思っています。先ほどもお伝えしたとおり、日立グループ各社と連携することが多いので、普通の会社では実現できないような提案やチャレンジができると感じています。先ほど山我がお伝えしたような、海外の先進ソリューションを研究してマーケットに投入するなどは、まさに日立グループだからこそ取り組めたチャレンジだと言えます。

日本の製造業が抱える課題を知っていますし、具体的に何に取り組んだら良いのかをずっと研究し続けているので、様々なシーンで実践的かつ先進的なものづくりのノウハウを発揮できると言えます。製造業としてのDNAがあることは大きいですね。

――ものづくりとして物理的なデバイスや装置を作ることもあれば、システムを構築することもあると思います。製造業としてのDNAがある日立ソリューションズが、ソリューションを提供する際の強みやポイントは何だと考えますか?

大池:作り上げるにあたっての幅がある点かなと思います。例えば品質ひとつとっても、それほど堅牢な仕組みが必要でないものもあれば、金融分野で求められるような堅固なクオリティを担保しなければいけないものまでグラデーションがあります。組織としてそれぞれを幅広く知っていて、チームで対応できるので、ますます多様化してくるお客さまのご要望へ現実的に応えられる点に強みがあると感じています。昔、日立は『野武士集団』と呼ばれていたことをご存知ですか?

――野武士ですか?初めて聞きました。

大池:私は現場主義で風通しの良い会社という社風を表現した言葉と理解していますが、この精神みたいなものは今でも脈々と受け継がれていて、プロジェクトを通じて人が集まってもすぐに同じ価値観で動ける機動力があります。

また、この姿勢は社外にも伝播すると思っています。私自身この事業部の前はシンガポールに駐在して海外スタートアップ企業のPMI(Post Merger Integration)なども進めていたのですが、日立の「オープンで、フラットで、助け合いの開拓者精神がある」文化に対してすぐに賛同いただけるところが多く、良いものって普遍的に伝わるのだなと感じましたね。ここは本質的な事業の強みだなと感じます。

――おふたりの考える日立ソリューションズ・日立グループの強みや魅力についても教えてください。

吉松:グローバルで豊富なリソースがあるのは強みだと思います。米国や欧州、APAC、インドに拠点があって優秀なエンジニアがいるので、グローバルな製造業顧客に対して各エリアで対応できます。私自身、実際にインドをはじめ海外のメンバーと一緒に仕事をしているのですが、様々な考え方を持っている人が集まっているので、多様なアイデアが生まれて意見交換できる点が強みにつながっていると感じます。あとは、大規模なシステム構築経験およびプロジェクト管理ができる体制やノウハウが高いレベルであることも強みであり魅力だと思っています。

――山我さんはいかがですか?

山我:「やりたいことはここに必ずある」と考えています。日立ソリューションズの枠を超えて、日立グループや他ベンダーとの協業など様々な会社・人と関わり、特にその中心として活動ができることで、とにかく幅広く活動の余地がある点が魅力であり強みだなと。お客さまが抱える困難な課題に対して、各社が知恵を持ち寄って対応案の回答ができることは、お客さまはもちろん私たちメンバーにとっても魅力だと思いますよ。

日立ソリューションズは私にとっての人生のプラットフォーム

――事業部として中長期的に描かれているビジョンを教えてください。

大池:割とシンプルで、やるからには日本一・世界一のDXパートナーをめざしています。働く場としても世界一にできたらと思っていて、キャリアとしての成長はもちろん、今以上に多様性がある組織になりたいと考えています。

ですので、チームで仕事をしたい人、お客さまとのパートナーシップに基づいて仕事をしたい人、ステークホルダーにとって価値のある何かをつくりたい人にジョインしていただきたいとも思います。

――技術要件などはありますか?

大池:もちろん、できることが多いに越したことはありません。私も入社してから約30年間仕事をしてきて、技術も仕事も随分と変わっていますので、今できることよりも、会社としての価値観を共有できることの方がよっぽど大事だと考えています。

――なるほど。おふたりの考える、一緒に働きたい人財についても教えてください。

山我:異なる価値観を受け入れることができる方、情報収集が苦ではない方、学び続けられる方、「心はホットに、頭はクールに」ということで冷静ながらも秘めた信念や熱量がある方ですかね。あとは、人の良い点や尊敬する人をマネすることができることも大事だと思うので、まずはやってみようと、取り組み方を柔軟に変えられる姿勢のある方も良いですね。

吉松:異なる価値観を受け入れるというのは、私も同じく大事だと思います。あと、先ほど大池さんがおっしゃったように、必要とされる技術は日々変わっていくものだと考えているので、継続して勉強することができる人だと良いなと思います。仕事をしていると、どうしても大変な時に直面することもありますが、その大変な状況を一緒に楽しめるような人と一緒に仕事をしたいです。

――ありがとうございます。それでは最後に、「あなたにとっての日立ソリューションズは?」というテーマでコメントをお願いします。

山我:パッと思いつくのは「プラットフォーム」です。人生のプラットフォーム。自分の人生を幸せにするために、どうハッピーにするかを考えるためのプラットフォームという、良くも悪くもそういうレベルで捉えています。これまでそのプラットフォームを変えようかと考えたこともありましたが、日立ソリューションズという会社のメンバーや、できることの幅の広さの魅力が大きく、またプラットフォーム自体も日々進化していることから、あえてプラットフォームを変える必要もないなと今は感じています。

吉松:入ってよかったなと思える会社ですね。入った時は本当に何もできなかったですが、少しずつできることが増えて成長したと感じます。また、会社のメンバーは良い人しかいなくて、みんなすごく真面目ですので、周りに恵まれているなと思っています。

大池:会社というものは、自分自身を実現する場だったり、人が幸せになったりする場だと最近は考えるようになってきました。振り返ると、周りの人が笑顔で取り組んでくれることに幸せを感じるのだなと思います。みんなが幸せになれる、幸せになることをめざせる場というのが一番近いなと感じています。そのような場を追求し続けているような組織であると嬉しいです。

※本文中の会社名、商品名は各社の商標、または登録商標です。

編集後記

ここまで計3回にわたって日立ソリューションズの事業部についてお話を伺ってきましたが、毎回感じることは、メンバー同士の雰囲気の「やわらかさ」です。歴史のあるSIerと聞くとどうしても旧態依然とした組織の雰囲気をイメージするのですが、今までの取材でその印象が大きく変わったと感じました。今回お話を伺った産業イノベーション事業部をはじめ、各事業部の以下の取材記事も併せてご覧ください。
▶︎めざせ「技術のスペシャリスト」輩出事業部。温故知新な技術者が多い日立ソリューションズの強みとは
▶︎「サイバーレジリエンス」強化に向けて、日立ソリューションズが取り組むセキュリティソリューション事業とは

取材/文:長岡 武司
撮影:法本 瞳


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