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  1. インタビュー
  1. タイアップ

全体のエコシステムを考えて開発する。「自己組織化」されたユーザベースのB2B SaaS事業 SaaS Product Teamが面白い理由

COVID-19をはじめとする自然災害発生や、グローバル規模で増加するテロやデモ活動など、2000年代初頭と比較すると、時代は混迷を極めるVUCAなフェーズへと突入しています。当然ながら私たちの日常生活に直結する経済状況も刻一刻と変化しており、企業は日々の景気動向から市況、国際経済まで、あらゆる情報を統合的にインプットして、舵を切っていく必要があると言えるでしょう。

そんな中、「経済情報で、世界を変える」をミッションに、個人・法人を問わず様々な経済情報に特化したプラットフォームを展開しているのが株式会社ユーザベースです。NewsPicksやSPEEDA、INITIAL、FORCASなど、ユーザーとして実際にサービスを利用している方も多いのではないでしょうか?

今回はその中でも、B2B SaaS事業 SaaS Product Teamを支えるエンジニア3名と、その責任者であるCTOにじっくりとお話を伺いました。キーワードは「プロダクトのエコシステム」と「自己組織化」。どんな思想とチームのもとで、ビジネスパーソンを支えるプラットフォームは開発されているのか。各々の実体験を元に紐解いていきます。

プロフィール

林 尚之(はやし たかゆき)
株式会社ユーザベース
B2B SaaS事業 執行役員 CTO
2003年に松山大学経済学部を卒業後、福岡のSI企業に入社。2009年にフリーランスとして独立。主にエンタープライズ向けのシステム開発に従事した後、2013年からSPEEDAの開発にフリーランスとして参画。2017年1月からユーザベースに正式に入社し、2018年1月、SPEEDA事業における執行役員CTOに就任。プロダクト開発をリードしている。

 

ソーントン 由貴(そーんとん ゆき)
株式会社ユーザベース
SaaS Product Division ソフトウェアエンジニア
大学で英語を専攻し、卒業後にソフトウェア企業に入社してプログラマーデビューし、最新技術の実験からアプリのインフラ改善まで様々なプロジェクトを担当。2019年1月にユーザベースに入社し、現在はSaaS Product DivisionのエンジニアとしてSPEEDA事業のプロダクト開発に従事。

 

相川 裕太(あいかわ ゆうた)
株式会社ユーザベース
SaaS Product Division ソフトウェアエンジニア
大学卒業後、SES企業に入社し、業務委託メンバーとして大手IT企業の金融系サービス開発プロジェクトを担当。2019年8月にユーザベースに入社し、現在はSaaS Product DivisionのエンジニアとしてINITIAL事業のプロダクト開発に従事。大学時代、バリスタを目指すほどのコーヒーフリーク。

 

野口 光太郎(のぐち こうたろう)
株式会社ユーザベース
SaaS Product Division ソフトウェアエンジニア
大学で文学部卒業後、エンジニアとして独立系SIerに入社し、その後パッケージソフト企業へと転職。Javaでのデータ連携ミドルウェアの開発に従事。2019年7月ににユーザベースに入社し、現在はSaaS Product DivisionのエンジニアとしてFORCAS Sales事業のプロダクト開発に従事。

B2B SaaSプロダクト群の開発を担う3名

――まずは皆さまが現在携わっているサービスやそこでの取り組み内容、これまで携わってきたプロジェクトについて、それぞれ教えてください。

ソーントン : SPEEDA(スピーダ)」という経済情報プラットフォームを担当しています。プロジェクト内容は時期によって変わるのですが、SPEEDAの独自コンテンツ「SPEEDAトレンド」で新しい画面を作ったり、現在はいろいろな業界のプロフェッショナルに相談ができる「SPEEDA EXPERT RESEARCH」のリリース開発などに携わっています。それ以前は、チャートが埋め込まれている部分の技術の置き換えを行っていました。

相川 : 現在はスタートアップ情報プラットフォーム「INITIAL」の開発を担当していて、タグ一覧ページの開発やトップページのリニューアルに関わりました。
それ以前は、ソーントンさんと同じく何個かのプロジェクトを担当していて、SPEEDAのトップページのリニューアルや「特許動向検索」機能の開発、先ほど出てきたSPEEDAトレンドの開発などに携わりました。

野口 : 2020年1月から、「FORCAS Sales(フォーカスセールス)」という、営業チーム向けのリサーチプラットフォームの開発や、ビジネスサイドとのコミュニケーション、企画までを広く担当しています。それ以前は、他の2人と同様にSPEEDAトレンドのプロジェクトをやったり、1ヶ月だけ企業データ取り込みのための開発に携わったりしていたこともありますね。

――皆さま、色んなプロジェクトを担当されているんですね!ユーザベースでは、このようにプロダクトを横断して担当が変わることが多いのでしょうか?

相川 : 人によって違うとは思いますが、流動性は高い方かなと思います。

――なるほど。プロフィールを拝見するに、前職ではSIやSES、ソフトウェア企業にいらっしゃったとのことですが、なぜユーザベースへと転職されたのでしょうか?

ソーントン : 私は前職ではメーカーの子会社にいて、親会社の新規事業を技術的にサポートする部署にいたので様々な技術に触れることができたのですが、技術者としてより成長したいと感じて転職しました。

相川 : 前職はSESの会社にいて、業務委託として働いていました。開発はそれなりに楽しかったのですが、業務委託だとどうしても、開発物を自分ごととして捉えきれない部分があり、フラストレーションを感じて転職しました。
あとは、ユーザベースの話を聞いて、より洗練された開発環境に身を置けるというのも大きかったです。

野口 : 私はユーザベースが3社目でして、それ以前は独立系SIerとパッケージソフト企業にいました。やっていること自体は同じエンジニアリングなのですが、自分がプログラムを書いて、それが販売されて、社会に価値を届けるというシンプルなサイクルの中で働きたいと思い、たまたま転職サイトで声をかけてもらったユーザベースに入社しました。

リリース後の不具合発生が、エンジニアとして成長できた経験になった

――次に、入社されてからこれまでの間で、「やりがい」を感じた瞬間や失敗から学びを得た瞬間など、特に印象に残っていることを教えてください。まずは相川さん、いかがでしょうか?

相川 : 一番印象に残っているのは、トップページのリニューアルプロジェクトですね。先ほどお伝えした通り、転職の動機は「自分ごととして開発に携わりたい」との思いだったのですが、それが叶った最初のプロジェクトだったと感じています。

――具体的にはどんなポイントが自分ごとになったのですか?

相川 : リニューアル直後くらいに不具合が発覚しまして、内部的なセッション数が異常に増えてサーバーが重くなるという、大きな障害が発生しました。トップページといえばサービスの顔です。

一分一秒を争う復旧が必要な中、SREメンバーの協力もあって、発覚して30分程度で復旧させることができました。日頃からしっかりと環境理解を含めて携わっていたプロダクトなので、SREメンバーとのコミュニケーションもスムーズでした。

自分ごと化して調査して解決までもっていけたという点で、エンジニアとして成長できた経験だったと感じています。

――いいですね。

相川 : あともう1つ、失敗から得た学びという観点で、言語のパラダイムに沿った実装をすることの必要性を痛感したこともあります。
エンジニアチームでは、普段からCTOの林さんより「技術的な挑戦を最低1個は入れなさい」と言われていまして、あるプロダクト開発の際に、それまで扱ったことがない「Elixir(エリクサー)」を採用することになりました。

それ自体は良かったのですが、実装のタイミングで「最低限書けるライン」でのコーディングになっており、オブジェクト指向的な記述になっていたんです。
そんな中、モブプロをしていたときに林さんに見てもらったときに「これは良くないよね」となって、急遽修正していったことがありました。コーディングをするときは、その言語のパラダイムに沿うことの重要性を学んだ1件でした。

――新しい言語を採用するとき、それに詳しい方はアサインされなかったのですか?

相川 : もちろん、詳しいメンバーもアドバイザー的に入ってもらったのですが、その方がちょうど忙しいタイミングで頻繁に呼ぶのが憚られたので、自分たちなりに実装を進めた後にチェックしてもらおうという進め方をしていました。
今から考えると、最初からもっとガッツリと入ってもらうべきだったなとも思います。

ちょっとしたことでもすぐに話せる環境作りが大切

――同じ質問で、次にソーントンさんはいかがでしょうか?

ソーントン : 私の失敗から得た学びとして、現場でのコミュニケーション不足には特に気を付けるようにしています。

先ほどお伝えしたSPEEDAトレンドのなかで、「エキスパートの見解」という機能があるのですが、そこをリプレイスしてSPEEDA EXPERT RESEARCHとデータ連携するというプロジェクトがありました。

仕様についてはビジネスサイドと一緒になって出し切ったつもりで、特に心配せずに開発をしていたのですが、いざリリース時に出来上がったものを確認してもらうと、ビジネスサイドが意図していた機能が盛り込まれていないことが発覚しました。

――どんな実装不足があったのでしょうか?

ソーントン : 簡単にお伝えすると、表示すべきデータを詳細に制御する仕組みが不足していました。

連携自体は成功していて全てのデータが表示できていたのですが、SPEEDA EXPERT RESEARCH側のコンテンツが膨大になりすぎないように、量を制御する仕組みを入れたいというビジネスサイドの要望を汲み取れていませんでした。

当たり前のことなのですが、みんなで同じものをしっかりと見ながら進めていって、ちょっとしたことでもすぐに話せる環境作りは、コロナ禍だからこそすごく大切だなと思っています。

――おっしゃる通りですね。野口さんはいかがでしょうか?

野口 : 私の場合は、プロダクト全体を俯瞰した目線で実装を進めていくことの大切さを学んだ瞬間が印象的ですね。

――どういうことでしょうか?

野口 : 今担当しているFORCAS Salesは企画段階から携わっているのですが、スタートアップ的に早く作りたい中で、APIを使ってSPEEDAのデータを引っ張ってくる形をメインに据えて対応していきました。
でも、それをある程度進めていって林さんに見てもらったときに、いわゆるレガシーAPIに依存した機能ばかりで、会社のプロダクト全体としてのエコシステムをつくるという大きな構想が推進されないじゃないかと指摘されました。

――なるほど。野口さんとしては個別最適を求めて実装を進めていかれたけど、それだけでは足りないと。

野口 : はい。確かにスピードだけで言えばレガシーAPIに依存した方が早いわけですが、プロダクト全体の最適化を考えたときに、ユーザーへと価値を届けながらも裏側のエコシステムを発展させていくことが、会社全体としては重要な視点だということに改めて気づかされました。

プロダクト全体としての「エコシステム」を考える

――ここまでの3名のお話を聞かれて、林さんのご感想はいかがでしょうか?何度かお名前が出てきていましたね。

林 : ちゃんと当時伝えたことを覚えていてくれて、よかったなと思います(笑)
ソーントンさんの失敗談は初めて聞きましたが、違う方向での改善じゃなくてよかったなと感じていますし、他の2人については当時にしっかりと話していて、自分の中で失敗をしっかりと糧にしているようなので、ここで改めてのフィードバックは特に必要ないかなと思います。

――お話の中で印象的だったのが、「プロダクト全体としてのエコシステムを考える」という部分でした。これはどういうことでしょうか?

林 : 当社のB2B SaaSプロダクト群は、最終的なターゲットユーザーこそ違うものの、企業や業界の情報がコアとしてあるので、それをいかに最適化してそれぞれのユーザーに届けていくかということが重要です。株式会社ジャパンベンチャーリサーチ(未公開ベンチャー企業の成長と資本政策に関するデータベースを構築していた企業)を買収したのが2017年でして、そのタイミングからこの構想は僕の中にありました。
そこから数年間は各プロダクトの個別最適で処理をしていたのですが、マイクロサービス化していく中で、データ投入の重複コストを無くして柔軟にAPIを作っていこうという流れになりました。

――とても大事なビジョンであると同時に、各メンバーにちゃんと理解してもらうのが大変そうだなとも感じました。その辺りはどうされているのでしょうか?

林 : どこかのタイミングで掲げるというわけではなく、週次のミーティング含め、日々のコミュニケーションの中で伝えるようにしています。例えば先ほどの野口さんのケースについても、単純にレガシーAPIを使うのがダメというわけではないことは、しっかりと伝えていたと思います。

野口 : 全体のエコシステムのあるべき姿をしっかりと描けていて、それに向けて常に実装を続けていくという前提で、それでも今回はレガシーAPIを使うという筋が通っているのであれば、全く問題はないという理解ですね。

――なるほど。

林 : メンバーに色々と指摘することはありますが、全体の構想から考えるとこういう理由でこういうロジックがあるから、こういうアウトプットだとよくないよね、というように説明するようにしています。

経営に近い部分含め、CTO業務を積極的に権限移譲

――ここからは林さんも交えて伺いたいのですが、実際にユーザベースに入社して働いてみて、入社前とのギャップや、働く環境として感じることなどを教えてください。

ソーントン : 悪いギャップは見つからないのですが、全体的に若くて賑やかだなと思いました。活気があっていいなと。
前の組織は役割がしっかり決まっていて、年功序列でもあったのですが、ここでは年齢を気にせず、プロジェクトに携わる人みんなが同じ立場で発言できるのが良いなと思います。トンチンカンなことを言っても、ちゃんとみんなが拾って議論を続けてくれるので、認められている感じがして嬉しいですね。

林 : 僕は2013年にフリーランスエンジニアとしてジョインしたのが最初なんですが、そういうカルチャーはそのときからありましたね。当時は稲垣さん(代表取締役 Co-CEO)がエンジニア組織を見ていたのですが、フリーの僕に対しても社員と同等の一員として議論してくれていました。

――業務を進める上での心理的安全性が高いのはとても魅力的ですね!相川さんはいかがでしょうか?

相川 : ソーントンさんの話と似ているのですが、自由で、各メンバーの意思を尊重してくれるという点が、想像以上だったなと感じています。
林さんが「権限移譲」を積極的に始めるタイミングがありまして、それこそ経営に近しい部分も任されるのですが、手を上げて意思をしっかりと示せば、入社間もないメンバーでも任せてもらえます。

――そうなんですね!どこまで権限移譲されているのですか?

林 : 予算の策定と運用や、評価制度の改定、バリューの浸透とオンボーディング、採用に関わる部分と承認、そして組織をよくするための経営部分などですね。組織がどんどんと大きくなるにつれて、僕自身がボトルネックになっていることを感じ始めたのが2年前くらいでして、そのままだと絶対に良くないのでこの取り組みをはじめました。
基本的に、その役割に適した人がそれをやっていく、という考えで権限移譲しています。

――いろんな経験ができるエンジニア組織ということですね。素敵です。

野口 : 私の場合は、ユーザベースの「みんなで考えて作る」という姿勢が、ギャップというかなるほどと思った部分ですね。

例えば、作るものの優先順位付け1つとっても、一般的にはプロダクトマネージャがデータや意見を集約して意思決定する、といったかたちが多いと思うのですが、ユーザベースはそんな感じではなくて、明確なルールや構造がない中でも、チームとして適切に意思決定していくんです。
それに、先ほどの権限移譲じゃないですが、一人ひとりが責任をもってやりたいといえばしっかりとやらせてくれる。そこは本当にいいなと思います。

エンドユーザーへと届けるところに興味がある人と、一緒に働きたい

――これからチームとして実現していきたいことや、今後一緒に働きたい人物像について、それぞれ教えてください。

野口 : FORCAS Salesはユーザベースの中でも比較的新しいプロダクトでして、対象も営業部門なので、マーケットがすごく広く伸び代があると感じています。引き続き、機能が顧客に届くのを楽しみながら、その反応を見て新しい機能へと還元していきたいと考えています。

一緒に働きたい人物像としては、プロダクトを開発するだけではなくて、しっかりとユーザーに届ける部分にも興味がある人ですね。プロダクトとしてはカスタマーサクセスもチームの一員なので、希望すれば毎週エンドユーザーにヒアリングすることもできます。
エンドユーザーへと届けるところに興味がある人がもっと増えてくれたらいいなと思っています。

ソーントン : 最初にお伝えしたSPEEDA EXPERT RESEARCHは、昨年の夏にリリースしたばかりのものなのですが、その機能は今後のSPEEDAのカギになっていくと思っています。

SPEEDAはこれまで静的コンテンツを蓄積していく役割だったわけですが、SPEEDA EXPERT RESEARCHはよりインタラクティブな情報の役割を担っていきます。今はまだ機能がミニマムなので、今後さらに機能を拡充させていきたいです。

また、その過程で小さなプロジェクトがぽこぽこと立ち上がっているのですが、その間のボールがどんどんと落ちてもいる状況です。だからこそ、そういった細かい部分に気づく力やプロジェクト全体を見渡す力が必要だなと思いますし、そういうメンバーがジョインしてくれると、すごく助かるなと思います。

相川 : INITIALはB2Bプロダクトでありながら、ログインをせずともデータを参照できるというB2Cの要素もあります。INITIALでこだわっている部分を他のプロダクトにも生かして、SaaSプロダクト全体として、よりデザインやユーザー体験を洗練させていきたいなと感じています。

ちなみに、SaaSプロダクトチームはバックエンドが得意な人が多いので、フロントエンドが得意な人にも、もっと来てほしいなと思っています。

林 : 当然ですが、各プロダクトにはまだまだ課題が沢山あるので、それを解決しつつ、野口さんが言ったような、ユーザーを幸せにするためにより良くするという観点を軸に、常に開発を回していきたいと考えています。その中でエンジニアが、ビジネスサイドと同じ立ち位置で関わって、貢献していける状況になればいいかなと。

人物像については3人が話したような内容はどれもウエルカムで、ぜひ来てほしいなと思っています。ただし、技術が好きで、向上心があるというベースはあってほしいですね。僕は、日々の業務の中で「もっと技術的なチャレンジをしてほしい」というリクエストを出したりするので、その状況を楽しめる人だといいなと思います。

――ありがとうございます!最後に一言、読者の皆さまにメッセージをお願いします。

ソーントン : 実装部分だけでなくて設計の議論も多いので、良いプロダクトを良いコードで作りたい方はぜひご一緒しましょう!

野口 : ユーザベースでのアジャイル開発はとても楽しいので、楽しんで開発したい人はぜひ!

相川 : B2B SaaSはまだまだ注目されきっていないところだと思うので、ユーザーを近くに感じたいと思っている方は、ぜひ入ってきてください!

林 : SaaS Product Teamは「自己組織化」を大きなキーワードにして組織を経営しているので、言われたことだけをやるのが好きじゃないという人は、ぜひ来てほしいなと思います。

編集後記

今回林さまがお話しされた個別最適と全体最適のバランスの話は、特に複数プロダクトを展開する企業においては非常に大切な観点だと感じました。全体の大きなプロダクトシリーズのデザインは軸として据えられていて、それを前提に各メンバーが自律的にバランスを考えながら開発を進めていく。難易度が高く責任も重くのしかかってきますが、その分ものづくりを担うエンジニアとしての喜びも大きいことが、今回の3名へのインタビューからも明らかになったと思います。優秀なメンバーと、ビジネスパーソンを支えるサグラダ・ファミリア完成を目指したい方は、今がチャンスです!

取材/文:長岡 武司
撮影:太田 善章


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