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  1. インタビュー
  1. タイアップ

世界152ヵ国に及ぶグローバルネットワーク。大規模な職場のIT環境構築に携わるリーダーたちの声

あらゆる企業にとってITツールは業務と不可分の存在となっています。PCやモバイルといったデバイス環境はもちろん、各種ソフトウェアや通信/ネットワーク環境など、選択肢の多さと安全・安心な環境の提供こそが、企業の競争力の源泉の1つであると言っても過言ではないでしょう。

約11,500名のメンバーを擁するPwC Japanグループでは、プロフェッショナルな全従業員に向けて「最高のIT/組織環境」を提供すべく、「働きやすさ」の整備を進めています。

152ヵ国のグローバルネットワークを持つファームだからこそ享受できるメリットもあれば、それ故のローカライズの難しさもあるとのこと。具体的にどのようなマインドを持って、従業員の働きやすさを設計し、改善に向けたアクションを続けているのか。

今回はPwC JapanグループのIT環境を支えるリーダー達の声ということで、PwC Japanグループの社内IT企画・DX推進からシステム開発・運用、ユーザーサポートまでをカバーするインフォメーションテクノロジー部門のディレクター陣にお話を伺いました。

プロフィール

渡邊 秀夫(わたなべ ひでお)
PwC Japan合同会社
インフォメーションテクノロジー Strategic IT Planning Group ディレクター
大学卒業後、ITコンサルティング会社に16年勤務し、基幹システム刷新やIT組織改革プロジェクト等に従事。その後、事業会社に転職し、ITサービスの新規開発や、社内改革プロジェクトの推進を担当。2020年にPwC Japan合同会社に転職し、現在はIT部門のStrategic IT Planning ディレクターとして、ITガバナンス整備やデジタル化推進、データ活用促進、エンドユーザ向けデバイス管理を主管する各チームのマネジメントに従事している。

 

山田 剛(やまだ つよし)
PwC Japan合同会社
インフォメーションテクノロジー Business Technology Solution Groupディレクター
大学卒業後、オランダ系の海運会社に入社して情報システム部門を経験した後、米国系半導体会社で社内インフラ担当としてローカルのサーバー、ネットワーク、PBXのグローバル運用移管プロジェクトを担当。その後、セキュリティ会社にてグローバル部門PM、社内クライアントマネージャーを経験、日本の組織に転籍、ITディレクターとしてグローバル/ローカルの組織マネジメント、運用改善に10年間従事した後に、2018年にPwC Japan合同会社に転職。現在はBusiness Technology Solution ディレクターとして、IT資産の予算/ライセンス管理やインフラ管理、コミュニケーションプラットフォーム、従業員向けヘルプデスクやITオペレーションを司る各チームのマネジメントに従事している。

 

堀越 理恵(ほりこし りえ)
PwC Japan合同会社
インフォメーションテクノロジー Develpment and Operation Groupディレクター
大学卒業後、事業会社にて社内IT部門に従事。従業員が使う業務システムの運用/保守業務を担う。その後、2006年にPwC Japan合同会社に転職。グローバルシステムの導入、ローカルアプリケーション開発基盤の刷新などのプロジェクトマネジメントを担当。現在はDevelpment and Operationのディレクターとして、従業員が日々業務を行うために使うシステムやアプリケーションの運用/サポート、および従業員の業務効率化や生産性向上に寄与するアプリケーションの独自開発を進めるチームのマネジメントに従事している。

CIO直下の3部門「BTS」「SIP」「D&O」

――まずは皆さまが所属しマネジメントされている部門の役割や取り組みについて教えてください。

山田:PwC japanグループのIT部門は、CIO直下で大きく3つに分かれているのですが、その中で私がディレクターを務めるBTS(Business Technology Solution Group)では、主に社内ITの運用部分を見ながら、組織にまつわる課題の解決/改善に従事しています。

PwCグローバルから降りてくる戦略、他国で適用されている新しい運用モデルを日本にどうやってなじませるか、日本のクオリティとグローバルのクオリティのギャップをどのように埋めるか、といった部分を粛々とやっています。

チームとしては大きく4つに分かれていまして、まずは予算、購買、資産管理、契約管理といったIT全体の業務全般を支える機能を司るBusiness Managementチームがあります。

次にPwC Japanグループの各オフィス、データセンターにあるネットワーク、サーバー、そしてPwC Globalが提供するクラウド環境を管理するCloud Infra Operation。
このチームはグローバル戦略をいち早く取り入れ、ネットワークのグローバル標準化、グローバル管理のIaaS環境のサポートとグローバルとの協業がITの中では進んでいるチームのひとつです。

さらにグローバル管理のプラットフォームを日本の従業員に提供するDigital Workplace、こちらのチームも日々グローバルとのコミュニケーションが必要なチームです。

最後に従業員のITサポートのためのヘルプデスク機能とITのオペレーションを横串で見るService Managementチームがあります。

渡邊:私がディレクターを務めるSIP(Strategic IT Planning Group)は、比較的最近設置された新しい組織です。SIPは4つのチームで構成されています。

企画グループは、社内ITニーズの取りまとめ、ITガバナンス体制の整備等を担当しています。PwCは独立した複数の組織が存在していますが、このチームが各社のシステム企画の情報連携・調整を担っています。

次に紹介するデジタルプロモーションチームは、いわゆるEUC(エンドユーザー・コンピューティング)領域を支えているチームです。Low/No codeツールの環境整備やデジタル化プロジェクトの企画・支援を担当しています。

また、デジタル化という側面では、データ分析領域もPwCが注力している領域となります。データチームという専門チームを創設し、データ分析基盤の構築・運用のみならず、ユーザーのデータ活用支援まで担っています。

最後に、PCやモバイルデバイスを一元的に管理するEUDM(End User Device Maneger)チームを紹介させていただきます。このチームは、PwC Japanグループに所属する約11500名のPC・モバイルデバイスの管理・運用を担当しているのみならず、エンドポイントのセキュリティを担保するという重要な役割を担うチームになります。

堀越:私が所属するD&O(Develpment and Operation Group)では、従業員が日々業務で使うシステム等の運用/サポートと、業務効率化や生産性向上に寄与するアプリケーションの独自開発を担っています

ここ数年で、例えばPwCグローバルで利用する基幹システムの統一化が加速しており、プロセスやデータの標準化によるさらなる業務効率向上や、有益な洞察の獲得が期待できます。一方で、各国独自のニーズへのきめ細かい対応という点では、難しい部分も出てきます。

そのような従業員のペインポイントを迅速に吸い上げ、クイックにプロダクトを提供することが、私たちの役割です。つまり、グローバルネットワークを持つという強みを生かしつつ、身近な人たちが働きやすくなるために寄り添い、必要とされるものを積極的に提案することが求められています。

PwC全体で「協働の文化」が根付いている

――各部門で様々な取り組みがあることが分かったのですが、業務を進めるにあたって、具体的にどのような難しさがあるのかを教えてください。

堀越:プロダクト開発にあたっては、グローバル管理の開発基盤で行う、PwCのセキュリティポリシー・スタンダードに準拠する、といったことが求められます。

ローカルの独自開発であってもグローバル審査が必要になるため、例えば「ローカルでこのようなプロダクトを作りたい」とPwCグローバルのアーキテクトに伝える際に、その背景や業務要求も説明しますので、なかなか開発スピードを出しにくいという点が、難しいところだと感じています。しかし、信頼性の高いプロダクトを開発するためには大事なことです。

――PwCは世界152ヵ国のネットワークをお持ちなので、その辺りの標準化のルールに準拠するのが大変そうだなと思いました。

堀越:当然ながら各国で細かいルールや商習慣等は異なるのでローカライズは大変なのですが、一方でPwCグローバルのメンバーは非常に協力的でもあるので、Noと言うのではなく代替案を提示してくれるなど、どうすれば目的を達成できるかを一緒に考えてくれます。この辺りはPwCのメンバーファーム全体で、協働の文化が根付いているなと感じます。

――なるほど。山田さんはいかがでしょうか?

山田:現在、IT部門は76名ほどの正社員と100名以上の協力会社メンバーがいるのですが、私が5年前に転職してきた時は正社員40名ほどで、協力会社のメンバーも今ほどの人数ではありませんでした。

当時は国内およびグローバルでシステム障害が発生した際に、解消に向けたアクションは行うものの、その先の「再発予防」についての検討や、システム障害に対する根本的な解決を国内、グローバルに積極的に働き掛ける環境やマインドも十分ではありませんでした。

そこで、ITメンバーの士気を高く保てるようにしようと考え、運用面を見直し、技術力を上げることにしました。市場でベストプラクティスとされている運用モデルをメンバーに理解してもらい、グローバルに改善を申し入れられるような土台を作れば、グローバルにもユーザーにも受け身でなく、積極的な姿勢で対応できると考えました。

そこで私はまず、グローバルのマネジメントに情報を取りに行き、そこでの話を現場運用の改善に共感しているメンバーへと伝え、グローバルのメンバーも巻き込んで動いてもらうということを粛々とやってきました。

――メンバーのマインドチェンジはなかなかうまくいかないものだと思うのですが、どのような工夫をされていたのですか?

山田:まずは自分で実際に誰も叩いていないドアを叩く、という姿勢を見てもらうようにしていました。

例えば自分がグローバルのディレクターにコンタクトして、他の国ではどうしているのかと具体的にヒアリングをしました。このような関係性を各所で作っていくと、徐々に情報が集まるようになってきます。

当時、グローバルに従わなくてはならないと思い込んでしまい、どうこちらの意見を伝えたらよいかわからない」と考えているメンバーが多くいたので、最初のアプローチは実際に一緒に見てもらうしかないかなと思っていました。もちろん、それを踏まえて自分たちでも実際にやってもらうのが、次のステップになります。今では以前よりもグローバルのマネジメントに対して改善要求や意見を述べられる人が増えてきたと思います。

――背中を見せるということですね。渡邊さんもお願いします。

渡邊:今PwC Japanグループで起こっていることは、私たち特有の課題ではないと理解しています。SaaS化が加速し、ITスキルの高い人材がいなくても、ITサービスをユーザが手軽に利用できる環境は整いつつあります。
そのような環境においては、「変化できないIT部門」は取り残されてしまう。そんな危機感を日々抱いています。世の中の動向を踏まえ、私たちがどのように行動していくべきか、そういったことをメンバーと対話し、チームで積極的なチャレンジに取り組んでいくことが大切だと思います。

渡邊:SaaS型のシステムサービスは手軽に導入が可能な反面、類似システムが乱立してしまったり、ユーザが希望する機能が充足されなかったりといったケースも発生しがちであると思います。私たちITメンバーが、機能面・コスト面を踏まえたシステム基盤最適化に貢献していくことで、必要不可欠なIT機能の役割が果たせると考えています。

先日も、基幹システムについて話し合うため、グローバルのプロジェクトメンバーが来日し、2週間、彼らと密度の濃いディスカッションを行いました。システム基盤を最適化していくことは簡単ではないのですが、私たちの活動がPwCのプロフェッショナルサービスを支える重要な業務に直結しているとの認識があるからこそ、関与しているメンバー全員がより良い成果をめざして最大限頑張れるのだと思います。

テクニカルスキルは後からいくらでも付く。大事なのは「誠実」であること

――IT部門では、どのような人が活躍されているのでしょうか?

山田:事象を俯瞰的・客観的に捉えることができていて、自分の言葉で課題の所在を説明し、その上でA案・B案・C案といった選択肢を提案できる人ですね。必ずしもそういった報告の仕方を求めているわけではないのですが、活躍しているメンバーは共通してこのようなスタイルになっていると思います。そういう人は、報告や相談も頻度が高く、困ったらまずは相談するみたいなことが多いですね。

渡邊:私が感じる基本的な要素は、「誠実であること」ですね。事実を正しく捉えて、誇張することも矮小化することもなく、課題解決に真摯に向き合える人が向いていると思います。もちろん、ある程度のロジカルな思考能力は必要ですが、ロジカルに偏り過ぎず、協調性や共感力といったスキルを持ち合わせている方が活躍いただけていると思います。

――技術スタックなどはいかがでしょうか?

山田:人によって得意な部分は様々なので、一概にこれだというものはありません。そもそも、テクニカルスキルは後からいくらでも付けることができると思っているので、それよりも好奇心が強いとか、渡邊さんがおっしゃるような誠実であることの方が大切かなと思います。
PwCの研修プログラムはかなり充実していますし、教育投資は他社と比べても高いと思います。スキル向上にむけた研修費用のサポートプログラムも充実していますので、学習意欲の高い方には魅力的な組織だと思いますよ。

堀越:私たちのチームではここ数年で、先ほどからお伝えしている「自社でのプロダクト開発」に注力しているのですが、開発メンバーはここ3年ぐらいで入った方が多いです。ですから、チームの性格・雰囲気も、以前に比べるとずいぶんと変わったなと感じます。

基本的にはアジャイル開発を行っているのですが、ユーザーに価値を提供し続けるというところが目標としてありますから、ユーザーが本当に欲しいものにフォーカスし、一人一人が自ら考え行動することが大事だと思っています。自律的で適応力があり、仲間との協働を楽しんでいるメンバーほど活躍していると思います。

また国際色豊かなスクラムチームになっていまして、いろいろな意見が飛び交いますが、信頼関係が築けているのでプラスに働いています。なかなか面白いメンバーがそろっていると思いますよ。

――多様であるということは、裏を返すと進めるのが大変だとも思うのですが、そこはどのようにマネジメントされているのですか?

堀越:そこはやはり「対話」ですね。チームで開発を進めていく中では、2週間に1回のペースで振り返りを実施しています。その際に、事象に対して良かったこと/悪かったことなどを、全員がオープンにフィードバックし合っています。もちろんそういった会議体だけでなく、日常的にも会話が多く発生しているので、それがストレスのないプロジェクトの進行に貢献しているとも思います。

グローバル全体に共通する「トラスト」文化が大きな魅力

――ITに関わる仕事を大別すると、エンドユーザーがクライアント等の社外であるケースと社内の従業員であるケースがあると思います。皆さまが後者を支援するモチベーションについて教えてください。

堀越:ここまでお伝えしてきた通り、PwCは日本国内だけでも複数のメンバーファームが存在し、それぞれに多様なメンバーが在籍しているので、エンドユーザーのニーズや課題も多岐にわたります。日々様々な課題が発生しうるからこそ、やりがいを強く感じています。

渡邊:私自身は、身近な人たちを支える立場であることに大きなモチベーションを感じています。身近な人たちの業務効率化や生産性向上に寄与できることは、自分が所属する会社の業績を改善し、競争力を高めていくことにも直結できる非常にやりがいのある仕事であると考えています。もちろんクライアント向けの活動も素晴らしい仕事ですが、私にとっては、それ以上の価値のある仕事と捉えることもできると思っています。

――そこまでの熱量を持てるということは、組織やそこで働く従業員のことが好きでないと、やっていられないのではないかと思います。渡邊さんのその熱量の源泉は何なのでしょうか?

渡邊:PwCは「社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する」ことを自らのパーパス(存在意義)と定めています。私自身も、この「信頼(トラスト)」にこだわっている企業文化に強く共感しています。
また「トラスト」が土台になっている会社であるためか、社員・職員は、非常に誠実に仕事に取り組んでいると日々感じています。
「トラスト」に対する強い共感、そして誠実に業務に取り組んでいる仲間たちをサポートしていきたいという想いが、私のモチベーションの源泉となっています。

山田:一般的にはIT運用投資を抑えるという傾向は多く見受けられると思います。もちろん、そういう考え方もあるのでしょうが、私の場合は「IT運用はある一定のレベルまでの自動化、効率化への投資があり、その結果として運用にかけていた人的リソースを社内価値創造にシフト、投資できる」と考えています。

そうすれば、自分たちのキャリアの価値も上がるし、結果としてクライアントに提供できる価値も上がると言えます。実際、PwCのIT環境は非常に恵まれていると感じます。

――具体的にはどのような観点でそのように思われるのでしょう?

山田:152ヵ国に展開しているネットワークのスケールメリットを活かして、また各国からのシステム要望に応えるため、他社では考えられないような様々な最先端のクラウドサービス、社内サービスを利用できていると思います。SaaS/IaaSサービス、セキュリティ、データ分析ツール等相当な数になります。

――それだけでも、ものすごいコストですね!

山田:グローバルでの基準を満たしたツールに限定はされますが、ここまで職員のニーズに応じたツールを自由に選択できる環境はなかなかないと思います。

先ほど紹介のあったPwCのパーパスを前提に、最高のシステムを日本のユーザーデマンド、そして私たちIT部門が必要だと判断したツール、クラウドサービスで創り上げることができる。それが最高にモチベーションの上がるポイントでもあります。PwCはシステム構築、最新運用モデルを適用していく過程でキャリアの成長につなげることができる貴重な職場だと感じます。

ローカルITは、ユーザーと一緒に課題を解決していく「最前線の職場」だ

――皆さまがそれぞれ、自チームにおいて中長期的にめざしていることを教えてください。

渡邊:現在の市場を俯瞰して見てみると、企業のIT環境はSaaS化の波が押し寄せています。システムの乱立を防ぎ、費用対効果の高い環境を維持していくためには、ITガバナンスの整備が不可欠だと思っています。ITガバナンス高度化は、今後も注力するテーマとして捉えています。

また、インクルーシブな環境の整備も重要と考えています。外国籍メンバーや、障がいのある方たちに対しても、今以上にシステム的なサポートで貢献できることがあると考えています。

――生成AIなどのテックトレンドについては、どのような取り組みをされていますか?ここも業務へのインパクトが大きいと感じています。

渡邊:生成AIに関しては組織横断でのタスクフォースが設置され、活発な討議と検証が進んでいます。グローバルのチャットルームでも世界各国から膨大な量のユースケースが紹介されており、まさにホットトピックと言えると思います。

山田:私が主管するBTSでは、目下グローバルチームとの協業を通じた標準化を進めていきたいと考えています。IaaS化などの流れを汲みながらグローバルの資産を最大限使いこなし、足りないところはしっかりと日本サイドで作って展開できるようにする。
そのためにも、技術に対する好奇心やグローバルチームとのやりとりについて、自律的に動けるチームにしていきたいと考えています。

堀越:私たちのチームでは冒頭にお伝えした通り、システム等の運用/サポートと開発という2つの側面があります。

前者については、安定的にシステムを稼働させるだけでなく、カスタマーサクセスの視点を持ち、どう活用すれば良いのかを提案できる存在になっていきたいと考えています。また後者については、先ほどもお話に上がった生成系AIのような新しい技術について、早速PoCをやろうという話も出てきています。ここも積極的に社内に対して活用方法を発信していけたらと思います。

――ありがとうございます。それでは最後に、読者の皆さまにメッセージをお願いします。

堀越:Japanグループで働く全ての人が、その力を最大限発揮できるように、アプリケーションの継続的な改善を通じてサポートしていくという目標を掲げています。グローバルの先進的な開発リソースをふんだんに使って、それを一緒に進めてくださる方を探していますので、興味を持たれたらぜひエントリーしてください。

山田:運用改善を通じたスキルアップと組織・会社に貢献したいという思いを持っていて、かつ要件が合致するのであれば、ぜひ仲間になっていただきたいです。私たちIT部門は課題に対して自ら提案ができる人に対するサポート体制が十分に整っています。最新技術、グローバルコミュニケーション、提案から実行を通じてより成長を実感できる環境だと自負しています。

渡邊:私たちIT部門は、多様なプロフェッショナルの業務を支え、ユーザーと一緒に課題を解決していく「最前線の職場」だと思います。
身近な人たちや自分の会社を良くしていきたいというモチベーションがある人にとっては、最高の職場になると思います。興味のある方はぜひ、エントリーをご検討ください。

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編集後記

PwCは広いグローバルネットワークを持つが故に、IT環境を整備する側の難度は非常に高いと感じましたが、その一方でITツール類を使う側である従業員にとっては、大変恵まれた環境だと感じました。普通に契約をしようとすると高額なソフトウェアサービスも惜しみなく業務ツールとして提供してくれる。そんな働きやすい環境のバックヤードをサポートするITリーダー達は、物腰こそ大変柔らかいものの、その内側にはメラメラと燃える情熱を感じることができました。

取材/文:長岡 武司
撮影:平舘 平

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