Dear Great Hackers

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楽しさこそ、学びの原点。「Skilling Culture」についてマイクロソフト・NTTデータ・suinさんに聞いてみた。

どの時代においても、人は「学び」を通じて成長を望むもの。
蛍光ペンを片手にテキストを開いて知識をインプットする場合もあれば、実際に手を動かして学んだことをアウトプットする場合もあるでしょう。中には他者への説明を通じて理解を深めるアプローチをとるケースも見受けられ、昨今のテクノロジーの発達も相まって、成長の土台となる学習手段はますます多様化していると言えます。

今回はそんな「学びのあり方」について。

独自の学び文化を提唱して社内外への「Skilling Culture(スキリング カルチャー)」啓発を進める日本マイクロソフト株式会社(以下、マイクロソフト)と、一人ひとりの自己実現にフォーカスしたキャリア制度を整備する株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下、NTTデータ)、そしてQiitaへのアウトプットを通じて学びの深度を深め続ける個人エンジニア・suin氏に、それぞれお話を伺いました。

プロフィール

小田 祥平(おだ しょうへい)
日本マイクロソフト株式会社
デベロッパーマーケティング部門・デベロッパーマーケティングマネージャー / エバンジェリスト
前職からデベロッパーコミュニティに出入りしており、二年前に日本マイクロソフトにジョインする。DevRelコミュニティの運営メンバーであり、TechFeed Pro #DevRel チャンネルの公認エキスパート

 

石田 大地(いしだ だいち)
日本マイクロソフト株式会社
プロフェッショナルスキル開発本部・トレーニングプログラムマネージャー
Microsoft Azure(以下、Azure)の人材育成を支援するプログラムを担当。NTTデータの人材育成も支援。

 

小泉 鉄之祐(こいずみ てつのすけ)
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
技術革新統括本部 企画部 人事育成担当 主任
社内の技術教育を企画・推進する部署にて、オンライントレーニングの提供や社内コミュニティを運営。

 

煤田 弘法(すすた ひろのり)
エヌ・ティ・ティ・データ先端技術株式会社
基盤ソリューション事業本部プラットフォーム事業部 クラウドビジネス担当 担当課長
AzureやAWSなどのコンサルティングや構築全般を行う部署にて、インフラ構築やサービス企画、研修等を担当。

 

高原 伸城(たかはら のぶしろ)
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
公共・社会基盤事業推進部 プロジェクト推進統括部 技術戦略担当 シニア・エキスパート
公共系の案件を対象に、Azure を含むパブリッククラウド、プライベートクラウド全般の技術支援を実施。

 

suin
株式会社クラフトマンソフトウェア
取締役 CTO
@suin
「プログラマーを最高に幸せにする」ことをミッションに、開発プラットフォームの研究開発を推進。これまでQiitaに1,000以上の記事をアウトプットし、2020年9月現在、Qiitaのユーザランキングで4位を獲得している。

マイクロソフトが提唱する、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代の学び文化「Skilling Culture」


――「Skilling Culture」という単語を、実は今回初めて知りました。どういう概念なのか、そしてなぜマイクロソフトでSkilling Cultureを推進するようになったのか、背景も含めて教えてください。

石田:最初のきっかけは、弊社CEOのサティアが自著『Hit Refresh』の中で述べたこちらの一文です。

石田:「技術革新と市場変化が続くインテリジェントクラウド、インテリジェントエッジな現代において、Tech intensityを高めていき、ビジネスへ生かすということを継続的に行っていく」。
弊社ではこの必要性を強く感じており、これを実現する文化的な土壌を「Skilling Culture」と定義しています。
Tech intensityは技術強度、つまりはDX(デジタルトランスフォーメーション)の遂行能力とお考えください。

――“継続的に”という点がポイントですね。社会人になると、なかなか継続した学びを実施できていない方が多い印象です。

小田:おっしゃる通りで、外部のデータで恐縮ですが以前発表されたパーソル総合研究所の調査結果によると、勤務先以外での学習や自己啓発について日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、調査対象国14カ国・地域の中で最も高い結果でした。
学生のうちはきちんと学びの時間を設けていても、社会人になったら、多くの人が勘と経験と根性で仕事を進めています。
でもこれは絶対に良くないと思っていて、「なるべく多くの人が楽しく勉強できるようにしたい」というのが僕個人の思いとしてずっとありました。
前職でも、50代の方々にITスキルを教える機会があったのですが、体系立った学習フォーマットがなくて苦労しました。そもそも、自分が思っている知識や技能の最低ラインが人によって違うので、学習フォーマットを作ること自体難しいんですよね。
だからこそ、Skilling Cultureのような企業風土はとてもいいなと感じました。

石田:Skilling Cultureは、もともと弊社内だけに定着していた考え方ですが、最近ではお客様を含めたステークホルダーの皆様にもご提供する必要があると考え、外部提供を開始しています。
Skilling、すなわち“学びの文化”を組織内で醸成するためには、社員のスキル向上への投資はもちろん、学んだことに対する適切な報酬や認定資格制度を設置し、これらをぐるぐると回していく必要があると考えています。

――具体的に、どのようなSkilling Culture実践例があるのでしょうか?

石田:私の上司にあたる者なのですが、弊社にCLO(Chief Learning Officer)というポジションが新設されました。そのチーム体制下で、お客様とパートナー、マイクロソフト社員、そして将来世代に向けての取り組みを順次進めています。
社員向けSkillingプログラムでは、それぞれの役割に応じてアサインメンツされた資格やトレーニングなどを用意しています。

石田:また、お客様およびパートナー向けSkillingプログラムでは、今回NTTデータ様が実施された「Cloud Skills Challenge」や「クラウド&AI人材育成プログラム」など、マイクロソフト製品のトレーニング機会等を提供しています。これに付随する形で、社内のもくもく会やMicrosoft Teams(以下、Teams)を活用した質問会など、ナレッジのシェアリングも自発的に行われています。

――ありがとうございます。NTTデータでも、社内の「学び文化」を積極的に醸成されていると伺いましたが、いかがでしょうか?

小泉:弊社でも、長らく継続している学びのスキームとして「プロフェッショナルCDP」という社内人材認定制度があります。CDPとは“Career Development Program”の略で、一人ひとりの目指す人材タイプをITスペシャリスト、アプリケーションスペシャリスト、プロジェクトマネージャー、営業など十数個に分けてスキル向上マップとして活用しています。
基本的には社員のみならずグループ会社の皆様もNTTデータとして同じ目標でやっています。

suin:私もSkilling Cultureを実践したい立場の人間なんですが、このような学びの文化を「定着」させるために具体的にどんなことをされてきましたか?

小泉:単発の勉強会だと人が集まりますが、資格を目指すとなると、意識が高い人に限られてくるのは、傾向としてありますね。
これに対して、もくもく会のような継続的な場を週に1度開催しています。

また、トップ技術者育成のための施策として、弊社に所属する各分野の第一人者・上位者に対して学びたい人を全社から集い、半年で学びを高めていく「技統本塾」というものを企画しています。この名称は、弊社のビジネスを高度な技術で支援する「技術革新統括本部」という組織名から来ています。
こちらは、モチベーションの高い社員を集める施策として有効に機能しています。

suin:ありがとうございます。会社全体で学びの文化が育っているかどうか、測定するためのKPIなどはありますか?

小泉:これについては現状、セミナーや勉強会の参加人数や資格取得数のモニタリングなどの見えやすいところから見ています。今回の「Cloud Skills Challenge」のように、学習コンテンツをどれくらい活用しているか見れるプラットフォームの場合はそちらも確認しています。

Skilling Cultureを体現するプラットフォーム「Microsoft Learn」

――マイクロソフトでは、Skilling Culture定着に向けてどのような取り組みを行っているのでしょうか?

石田:私は2年前にマイクロソフトにジョインしたのですが、最初に驚いたのは、社員全員に「know it all から learn it all」という考え方、つまり「“全て知っている”から、“全てを学ぶ”」カルチャーが浸透していることでした。これもサティアの言葉です。
そしてこれを実現しているのが、徹底的な可視化です。ダッシュボードを作り、組織の学び進捗を定量的にチェックできるようにしています。例えば昨年は、Azure Fundamentals(AZ-900)を日本マイクロソフトの従業員全員が取るという目標を掲げ、それをダッシュボードで管理していました。

石田:ここから、今度は“Growth mindset”という標語につながっていて、学び続ける姿勢がないと評価されない、という仕組みになっています。

小田:Learningカルチャー定着に必要なことって、要は“楽しいかどうか”だと思うんですよね。やっていて楽しくないと、多分やらない。頑張らなくてもできるのが習慣なので、どうしたらそこまで持っていけるかを常々考えていて、外部のコミュニティにもヒントがあると思っています。コミュニティに来ている人は、楽しいからコミュニティに来ている。きわめて「自発的」なんですよね。

Microsoft Learnを使ったコミュニティ、JMLUG (Japan Microsoft Learn User Group)が外部の有志のエンジニアによって立ち上げられており、今では1,000人近くのメンバーが集まって、楽しくコミュニケーションを取っています。
僕はコミュニティの運営者へのサポートをしていて、ゲーミフィケーション要素を拡張してコミュニティに提供するなどをしています。

――なるほど。Microsoft Learnについて教えていただけますか?

小田:Microsoft Learnは、Azureはもちろん、Power PlatformやMicrosoft 365、GitHubなど、マイクロソフトが関係する言語や製品の学習ができる総合的な学習プラットフォームです。
ただ勉強するだけだとつまらないのですが、経験値がたまる仕組みを採用していて、学習を進めるとデジタルバッジやデジタルトロフィーが贈呈されるようになっています。ゲーム要素がハマる人は、どんどん進めていってる印象です。

――eラーニングのようなものでしょうか?

小田:学習の楽しみ方を自分で設計できるeラーニングです。個別の学習ユニットを一つにまとめたモジュールがあって、さらにモジュール群を束ねたラーニング パスという構成になっています。「Azureの基礎」などは、ラーニング パスがあらかじめ用意されています。

石田:コレクションという機能もあって、ユーザー自身が自分のおすすめのラーニング パスやモジュールの詰め合わせを作って公開することもできます。こちらの【一夜漬けシリーズ】などは面白いですね、55時間の時点でもはや一夜漬けではないという…。

一同 :

【一夜漬けシリーズ】AI-100:Azure AI ソリューションのデザインおよび実装【約10時間】
【一夜漬けシリーズ】 DP-201:Azure データソリューションの設計【約14時間】
【一夜漬けシリーズ】AZ-400:Microsoft Azure DevOps Solutions【約21時間】
【一夜漬けシリーズ】AZ-120: Designing and Deploying SAP on Azure【約8時間】
【一夜漬けシリーズ】AZ-300: Microsoft Azure Architect Technologies【約55時間】
【一夜漬けシリーズ】 AZ-220: Microsoft Azure IoT Developer 【約12時間】
【一夜漬けシリーズ】 DP-100:Azureでデータサイエンスソリューションを設計および実装する【約9時間】
【一夜漬けシリーズ】 DP-900 Azure Data Fundamentals【約8時間】
【一夜漬けシリーズ】 DA-100 データを使用して意味のある意思決定を行う【約9時間】
【一夜漬けシリーズ】 AI-900 Azure AI Fundamentals【約13時間】
【一夜漬けシリーズ】AZ-104: Microsoft Azure Administrator【約41時間】
【一夜漬けシリーズ】 DP-200:Azure データソリューションの実装【約21時間】
【一夜漬けシリーズ】PL-900 Microsoft Power Platform の基本【約3時間】
【一夜漬けシリーズ】MS-900 Microsoft 365 基礎【約5時間】
【一夜漬けシリーズ】MB-901 Microsoft Dynamics365 基本【約12時間】

suin:Microsoft Learnをやっていて、分からないところがあったり躓いたときは、何かサポートを受けられますか?

小田:フィードバックのフォームがあるので、正式なものはそこからご対応いただく形になります。ただ、JMLUGが運営しているSlackが活発に動いていて、そちらに質問していただくと、回答できるメンバーが自発的に答えてくれる文化が良い感じに根付いています。ぜひご参加いただきたいです。

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学習成功のためのマインドステップ3段階

――小田さんは多くの技術系コミュニティをみられてきたかと思いますが、コミュニティ運営にあたって気をつけるべきところは何だとお考えでしょうか?

小田:そもそも一人でやると、学びのモチベーションはなかなか続かないんですよね。可視化もされませんし。だからみんな、ドキュメントを書いたりコミュニティに来ているわけです。
その前提で、彼らが困っていることはたくさんあります。開催場所からネタ、人集め、方向性まで。なるべくプロアクティブに話すようにしています。
この前も新しいコミュニティの立ち上げ相談があって、運営のコツを聞かれましたが、「やっちゃえやっちゃえ、ノリと勢いだよ」と答えました。方法論に縛られてやりたいことができないと意味がないから、こういう言い方をしています。
結局やりたいというパッションが大事なので、それを刺激するような回答を心がけています。やるとなったらやるしかないので、熱量の部分で背中を押すだけですね。

――やるとなったら、否が応でも準備をせざるを得ないですからね、おっしゃる通りだと思います。suinさんもコミュニティを主催されていますが、個人の学びについてはどのようにお考えでしょうか?

suin:学習でよくある失敗に「学校風の学習法」があると思っています。
僕も「YYPHP」「YYTypeScript」という勉強会をこれまで累計100回以上開催していて、初心者の方も多くいらっしゃいます。その際に感じるのですが、多くの人が技術書を買った時に、教科書を読むように1ページ目からスキャンするように読んでいるんですよ。歴史はちゃんと縄文時代から、みたいに。
学校の勉強方法でうまくいくのは、「勉強すべき範囲が決まっていて、学びを発揮するシーンも試験などに限定されている」非常に特殊な環境下だと思います。
でもプログラミングに目を向けると、解決しなければならない課題の範囲は極めて流動的で、まさにリアルタイムで学んだことをアウトプットして、実際に問題解決していく必要があります。
この点で、学校風の学習法には限界があるだろうなと感じています。

――まさに今、公教育領域でも課題になっていることですよね。そんな中、学習を成功に導くためのマインドセットは、どうあるべきなのでしょう?

suin:3ステップあると考えており、第1歩は「知らないのが当たり前」、2歩目は「知らないまま放置しない」、そして最後の3歩目が「足りないものを補うように学習する」です。まさに、先ほどの「know it all から learn it all」と同じ考えです。
僕のQiita記事も、これの一環で日々アウトプットしています。

他の技術習得のモチベーションにもつながる

――もともと学びの文化があったNTTデータですが、全社的にMicrosoft Learnを導入したきっかけは何だったのでしょうか?

小泉:導入前は研修形式(クラスルーム形式)でAzure学習などを提供していたのですが、場所と時間が決まっていたので柔軟性に難があったのと、COVID-19でそもそもオフライン学習が難しくなりました。
そのような状況の中、マイクロソフト様から「Cloud Skills Challenge」によるキャンペーンのご提案があり、経験値と学びへのモチベーション向上につながる仕組みだと期待して採用しました。何よりも豊富なコンテンツと、それをドライブするゲーミフィケーションの要素が、大きなポイントだと感じています。

石田:「Cloud Skills Challenge」は、全ての学習者の進捗状況を測定し、各種モジュール完了後に付与されるポイントの総合点を競うキャンペーンです。
NTTデータ様では6月5日〜7月5日の期間中、リーダーボードの点数が毎日1回ずつ更新され、期間終了時の最終的な合計点で競います。
一番点数が高かった人には、マイクロソフトグッズを景品としてお渡ししました。

――それで、今回のキャンペーンで1位になったのが、煤田さんということですね。煤田さんは今回のキャンペーン、具体的にどのように活用されたのでしょうか?

煤田:Slackでキャンペーンがあることを知り、利用者として、Azureをイチから学んでいきました。自分の知らなかったカテゴリーを体系的に学習できたので、本当に勉強になったなと思います。

――キャンペーンを経ての感想や、習得したスキルの活用状況はいかがですか?

煤田:最初は、マイクロソフト製品やサービス・機能紹介といったコンテンツなんだろうなと思っていたのですが、実際に受けてみると、製品の前段にある「データサイエンスとは何か」みたいな講座などがあって、業務に当たるためのベースとなる知識が網羅されていると感じました。
Azureに限らず、これから必要だと感じたものは軒並みブックマークをつけていき、いつでも引き出せるようにしています。Azure研修を行うこともあるので、結構頻繁に見ていますよ。

小田:モジュールを眺めていると「ネットワークの基礎」もあったりして、ハブやスイッチングといったレベルから書いてあるので、基本に立ち返りたいときは便利ですよね。

煤田:「クラウドコンテンツ」の中で、データセンターの消費電力量の話などがあって、面白いなと感じました。

――高原さんは、煤田さんに続く2位でフィニッシュされました。使われてみて、感想はいかがでしたか?

高原:AzureやMicrosoft 365、SQL Server など様々な製品のレベルに応じたコンテンツが無償で公開されており、誰でもいつでも新しい技術を学ぶことができることが素晴らしいと思いました。またポイントの存在も、勉強意欲を継続しやすい仕組みで良いなと感じました。

――コンテンツについてはいかがでしょう?

高原:サンドボックスを使用する演習が含まれているものがあり、無償で Azure Portalなどを使用した Azure リソースのデプロイ、アプリケーションのデプロイを実際に経験できる点がとても良かったと思います。Microsoft Learnで学んだ知識は、システムデザインの構成やレビューといった活動の中で活かされています。

――ご自身の中で、何が学びを深めるためのモチベーションになっていましたか?

高原:業務で Azure や Microsoft 365 を使用しており、どのようなテクノロジーが使用されている案件でも迅速に対応ができるよう、知識を向上させたいと考えておりました。Microsoft Learn のコンテンツでは、知識として知っておいたほうがよい内容がまとまっており、効率的かつ迅速に知識を吸収できたため、普段よりも早く知識を吸収できた分、他の技術も勉強しようという気持ちがモチベーションに繋がったのではないかと思います。

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参加者同士のオンラインのつながりができたのが、特によかった

NTTデータの実際のリーダーボード画面

――今回のNTTデータのキャンペーンには、最終的に何名が参加されたのでしょうか?

石田:実に335名もの方が参加されました。
1位の煤田さんはポイントが70万以上と、ものすごい勢いで学習されていったことが伺えます。レベル15はなかなかいらっしゃらない。そもそもレベル10を超えるのも大変で、私もまだ10を超えていないです(笑)
非常に有効活用いただけたんだなと思います。

小泉:Microsoft Learnによる様々な効果はありますが、参加者同士のオンラインのつながりができたのが、特に良かったと思います。
キャンペーンに先駆けて最初に3時間ほどのキックオフを行い、その後TeamsでMicrosoft Learnチームを作ったんです。そこで学習パスごとの専用部屋や雑談部屋を用意し、共通の学ぶ目的を持った者同士がコミュニケーションできる場を作ったことで、徐々に学習共有がなされていきました。

suin:導入の段階で開催したイベント、というのがすごく良いなと思いました。競争要因があることで「もっと進めよう」ってなるし、Microsoft Learn自体にも経験値の仕組みもありますからね。
一点お聞きしたいのですが、Microsoft Learn導入にあたって、従業員による学習は業務時間内なのでしょうか、それとも業務時間外ですか?

煤田:基本的に私は、通勤時間で行っていました。コロナ禍では在宅が多かったので、その場合は業務が終わった後に、業務外時間で学習していました。

小泉:業務時間内外、どちらもあると思っています。
私はリーダーボードを都度チェックしていたのですが、土日に特典が伸びていたようなので、上位の人は特に競い合いながらやっていたのかなと感じます。
一方で、本社に限った話かもしれませんが、業務時間内でも新しい技術を学ぼうという動きが全社的に進んでいます。セルフイノベーションタイムという施策で、業務時間内でのKPIになっている、個人ではなく組織のKPIです。
そういう施策を使いながら、業務時間内に学んだ人もいると思います。

――今後の予定はどうお考えですか?

小泉:今回まずは1ヶ月やってみたわけですが、今後はいかに継続性を持たせるかがカギだと思っています。現在、該当のTeamsに300名以上が参加しているので、それをうまく活用して継続的な学びに向けた活動ができたらいいなと思っています。

今後は学ぶテーマを絞って提供することで、参加しやすい企画を進めてみたいと思います。これは私個人の意見なのですが、プラットフォームを提供して勝手にやってくれるのは、結局は意識が高い人です。一方でAIを学ぶというテーマにすれば、それをきっかけに学び始める人も出てくると思います。
また、今回をきっかけに、JMLUGに参加したメンバーもいると聞いているので、そういった外の世界との交わりができたのも良いなと思いました。

きっかけづくりの立場として、将来的には勝手に学ぶという文化を醸成していきたいと考えています。

小田:外部のコミュニティって、セルフモチベートがしっかりとできている方が多い印象です。以前僕はいわゆる「職業」エンジニアでして、やりたくないこともやらされているといった感じで仕事をしていた時期があったわけです。
でもコミュニティと出会ってセルフモチベートのやり方を学んでいき、今に至ります。内部にそういう文化があると、それだけで自分の好きなことで走れて、自分のレベルを高めるサイクルを作れると思うので、とても良い仕組みだと思います。

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大事なのはマインドセットとゴール設定

――それでは最後に、「学び」について悩んでいる個人エンジニア、企業エンジニア、社内教育担当者、企業代表等に向けて、参考になるアドバイスをお願いします!

小泉:COVID-19の影響で社内教育関連が全てオンラインになっている会社が多いと思うのですが、考え方によってはチャンスだと思っています。
今までオフラインだったものをオンラインで繋げると、少ない工数で色々と試せると思っています。社内のニーズを探りながら小さな施策を実行してみて、うまくいったものはサクセスパターンとして広げやすいかなと。
当社も始めたばかりですが、オンラインの状況をうまく活用していくチャレンジをお互い進めていきましょう。

煤田:様々な学習コンテンツがありますが、大事なのはマインドセットとゴール設定です。それがないと、結局は業務に流されるなどして途中で終わってしまいます。
マイクロラーニングができるからこそ、いつやるかの時間をある程度決めて、習慣化して取り組むことが大切だと思います。

高原:Microsoft Learn の良いところは、コンテンツが豊富であり、無償であるため、やる気さえあれば、誰でもどこでも技術を学ぶことができる点だと考えております。
また、AZ-900などの資格をパスするために必要な知識もコンテンツとしてまとまっているため、新人教育、中/上級者向けのトレーニングとして活用してみても良いかもしれません。

suin:私からは個人エンジニアとして、Microsoft Learnがいいなと思ったポイントは、その圧倒的なコンテンツの良さにあります。1,600を超える幅広いコンテンツが日本語で読めて、一つひとつが有料級に良いコンテンツなので、素晴らしいと思います。

石田:資格を取らせたら学びをやめてしまうのでは、という不安の声をたまに頂くのですが、その心配をよそに、ぜひ学びの文化を推進していただきたく思います。外から見て、教育に力を入れている会社はとても魅力的ですから。

小田:仮に今の会社にいなくて、マイクロソフト製品について学びたいなと思ったら、僕は間違いなくMicrosoft Learnを使います。これはポジショントークではなく、ガチです。
suinさんもおっしゃる通り、参考書が日本語で無料公開されていて、実際に手まで動かせる。どうしても一人でやっていて集中切れるようだったら、コミュニティに所属ないしは立ち上げて、動機付けをしてもらえたらと思います。

取材/文:長岡 武司


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