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日本の「攻めのDX」を推進していく上での最重要ポイントは「コツコツ」にあり! その理由を株式会社フレクトにたずねてみた

株式会社フレクトは、クラウド専業のインテグレーターとして、SalesforceやAmazon Web Service(AWS)、MuleSoftなど複数のクラウドテクノロジーを活用する「クラウドミックス」で日本の名だたる大手企業のデジタルトランスフォーメーションを支えています。このように聞くと、同社に「派手」なイメージを抱くかもしれませんが、実態はそれとは180度異なる地道にコツコツ積み上げるスタイルだと言います。そして、この真面目さこそが同社の「攻めのDX」の礎となっているのです。

そこで、今回は株式会社フレクトの特徴や「攻めのDX」のポイント、職場環境などについて、同社取締役COOの大橋 正興氏、執行役員の竹田 正和氏にお話を伺いました。

プロフィール

大橋 正興(おおはし まさおき)
株式会社フレクト
取締役COO/クラウドインテグレーション事業部 事業部長
学生時代からプログラマとして活躍し2004年、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズに入社。携帯電話のミドルウェアなどの開発やホームネットワーク等の開発に従事し、多くの特許を取得した。2007年にフレクト入社し2009年より取締役CTOとなり、クラウド関係のインテグレーション事業をリードする。IoTにも積極的に取り組み、SaaS事業の一つとしてモビリティ業務最適化クラウド「Cariot(キャリオット)」を立ち上げた。2017年より現職。WirelessWire Newsの「日本のIoTを変える99人」にも選出されている。日常的にQiitaを利用している。

 

竹田 正和(たけだ まさかず )
株式会社フレクト
執行役員/クラウドインテグレーション事業部 副事業部長
大学では素粒子論など理論物理学を学んだ理論派。卒業後、中堅規模のSIに入社して4年ほどし、ITコンサルティング企業に移る。ITコンサルタントとして複雑化したプロジェクトのPM支援を行ったり、新技術を取り組むプロダクトにアーキテクトとして参画したりして活躍。2013年、フレクトに入社し執行役員・副事業部長として事業を牽引している。

 

日本の「攻めのDX」を推進するクラウド専業インテグレーター

――はじめに、株式会社フレクトがどのような事業を展開しているか教えてください。

大橋:当社のことはクラウド専業のインテグレーターだと思ってください。使用しているテクノロジーは「Salesforce」や「Amazon Web Service(AWS)」「heroku」「MuleSoft」などです。私たちは「日本を代表する企業の攻めのDXを支援」しています。例えば全日本空輸株式会社(ANA)さまや株式会社NTTドコモ(以下、NTTドコモ)さまといった日本を代表する企業をクラウドなどの技術面から支援しているのが当社です。お客さまが新たなサービスを提供するときに、そのデジタルの仕組みを我々が作り提供しています。

竹田:「攻めのDX」という言葉を用いていますが、これは人がやってきた業務を単純にシステムに置き換えるだけの「守りのDX」はしていないという意味です。「攻めのDX」とは、クラウドだからできる新しい「何か」を創造しているということになります。

大橋:一例をあげると、建設機械のメーカーの株式会社小松製作所さま(以下、コマツ)の施工ソリューション『SMART CONSTRUCTION Fleet』があります。これは、建設生産のプロセス全体の「モノ」のデータをICTで繋ぐソリューションにおいて、現場のダンプトラックの稼働状況などをデジタル化するサービスです。このように、これまで日本を支えてきた企業がビジネスをデジタルシフトしたり、デジタル前提のビジネスを始めたりするときに我々に声をかけてくださることが多いですね。

――「攻めのDX」の特徴はどういった点にありますか?

大橋:先ほどの例で言うとNTTドコモさまや小松製作所さまといったお客さまが、その先にいるエンドユーザーに対して顧客体験を提供するサービスの部分までをクラウドでシステム化していることです。仮に検査機器メーカーがお客さまならば、大学や研究所がその先のエンドユーザーになりますが、我々はその顧客体験の部分に取り組み、そこをデジタルで変えていることになります。

エンドユーザーと接する部分はとても大切です。
新しいサービスをゼロから立ち上げて作るのは大変ですが、旧来のビジネスを持っている日本を代表するお客さまが、それを新しくデジタルネイティブで実装し直していくのはさらに大変です。私たちは、そういった非常にインパクトが大きい仕事をしています。

自分が作ったものを日常生活の中で使うこともあり、やりがいが感じられるところでもあると思います。

――WEBサイトで「クラウドミックス」と表現されていましたが、様々なテクノロジーを組み合わせる開発スタイルがフレクトの特徴になっているのでしょうか?

大橋:対エンドユーザーで展開していくサービスは進化や変化が非常に激しく、時の流れが速くなっています。そんな中で新しいサービスを作ったり、あるいはデジタルでリニューアルしたりしていく際には、時の流れに合わせることや変化が求められるのです。そうなると、素早くスケールできるテクノロジーを選択することになります。そこで当然、クラウドを選ぶことになります。

クラウドのサービス/プラットフォームには様々なものがありますが、それぞれ得手不得手があります。例えば、顧客管理ならSalesforceが強いし、大規模にコンピューティングパワーを使いたいのであればAWS……というように、必要となることに対する特性がそれぞれあります。最も早く効果的にお客さまのデジタル化を支援していくことを考えると、個々のクラウドサービス専業では、カバーしきれないのです。

変化の速いお客さまに対して素早く対応したり、今後、ビジネス成長に対してテクノロジー的にも的確にフィットしたりしていくことを考えると、複数のクラウドサービスを活用しないと、最適な提案ができず、DXも実現できないためクラウドミックスで対応しているわけです。

竹田:すこし違う見方をすると、あえて複数のクラウドを使っている会社は実はそれほど多くありません。一部では対応していることもありますが、事実上、複数のクラウドを使うことを当然のこととして事業をしているという点では、マーケットの中でもユニークなポジションにいると思います。当社としては、顧客にとって複数のクラウドを使うことが良いことなのであれば、「エンジニアとして当然やらなければならない」と考えています。

大橋:そうですね。あえて選択肢を限定していく必要はないと考えています。

――顧客目線で新しい「モノ」を創造し、素早く実現していくために必要だからそうしているということだったのですね。他にフレクトならではのプロジェクトを進めていく上での「こだわり」はありますか?

竹田:私たちは新しい技術を使ってやっていますが「丁寧に堅実にプロジェクトを進めていく」という「こだわり」があります。ただし、「丁寧に堅実にプロジェクトを進めていく」わけですが、プロジェクトの進め方がウォーターフォールである必要はありません。提案やプロジェクトの前に社内でチェックというよりもディスカッションをして、枠組みに合わせてプロジェクトが理論的に成り立っているかどうかを考えています。

一般的に、システム開発のプロジェクトは炎上することもありますが、多くの場合は始める前からプロジェクトが成立していないことが原因です。事前に十分に検討をして、その中でリスクがあってもいいですが、どんなリスクがあって、そのリスクにはどう向き合っていくかといった話をしておく、そういったことを一つひとつ丁寧に検証しておくことが私自身の「こだわり」としてもあります。技術的チャレンジもするし、リスクも取っていきますが、そのリスクに対して無謀ではなく、事前にどう取り組むかを真剣に考えて対応していくイメージです。

大橋:ウォーターフォールでやるにしても、アジャイルでやるにしても、別のプロトタイピングなやり方でやるとしても、何をするかをしっかり理解したソフトウェアエンジニアたちがしっかり議論をしてプロジェクトを進めています。筋道立てて取り組んでいるのはカジュアルではないかもしれませんが、骨太できっちりやることに我々はこだわっています。

――お客さまに社会的影響力の大きな大手企業が多く、失敗できないことも影響しているのでしょうか?

大橋:そういった面は確かにありますが、率直に竹田が言った通りですね。ただ速くリリースすればいいのかと言えば、それでは事故に繋がる可能性は極めて高くなります。その一方でスピード感もとても大切です。スピード感を持って、リスクを取るところもお客さまと共有してやっていく必要があります。手堅くやるというより「真っ当にやっていく」感じです。

竹田:当社はテクノロジーが好きで真面目な人が多いので、新しい技術でお客さまに付加価値を提供しなければならないと真剣に思っています。そして、お客さまのビジネスを成功させなければいけないとも真摯に考えているのです。リスクへの対応を真面目に考えておかないと、両方が成り立たなくなって気持ちが悪いので実直にやっている面がありますね。

フレクトが日本を代表する企業にサービスを提供する「意義」

――先ほど大手企業が多いと伺いましたが、どのような領域のお客様が多いのでしょうか?

大橋:皆さんがCMで見たことがあるような大手企業が多いです。いわゆるメーカー、製造業が多く領域的にはコンシューマー系もBtoBも両方あります。例えば当社サイトに掲載しているロゴが出ている企業でも、先ほどのANAさま、NTTドコモさま、小松製作所さまをはじめ、本田技研工業株式会社さま、ブリヂストンリテールジャパン株式会社さま、株式会社リクルートさま、セコム株式会社さま(順不同)といった日本を代表する企業です。

――フレクトが日本のDXを動かしているように感じられます。

大橋:それは少し大袈裟ですね(笑)ただ先日、フレクトが上場するときに審査過程で取引先一覧もチェックされましたが、100~200人規模の当社が名だたる大手企業、言い換えると日本の屋台骨を支える企業と仕事をしているのは珍しいとは言われましたね。

――そういった企業に対してフレクトがサービスを提供していく意義を教えてください。

大橋:やはり、クラウドをはじめ新しいテクノロジーは数多くあり、SalesforceやAWSなど各プラットフォーマーで実現できることのビジョンはとても大きいです。また、日本にも優秀なプロダクトベンチャーやスタートアップも数多く存在しています。しかし、それらの技術をこれまで日本を支えてきた企業に対して適切な形にして支援する体制を整えている企業がどれだけあるかと言うと、けっこう限られてくると思っています。

その数少ない選択肢の中で、日本を代表する企業のプラスの部分をビジョンだけではなく実際の形にできる、そのために必要な一定の機能を提供できるという意味では我々がサービスを提供する意義があると自負して良いのかなと考えています。

竹田:日本には昔から圧倒的な付加価値を創り出す素晴らしい企業が数多く存在しています。例えばメーカーなら「モノ」を作ることに大きな付加価値があるわけです。でもメーカーがデジタルとクラウドの技術的領域についても投資して注力すべきかというと、必ずしもそうではないと思います。なぜなら、デジタルやクラウドはかなり専門性の高い領域であり、「モノ」を作る専門性とは必ずしも一致しないからです。もちろん全くできないわけではないのでしょうけれど。

しかし、世の中ではデジタル化が進んでいますので、何もしないわけにはいきません。「モノ」に付加価値を持たせつつも、デジタルでさらに付加価値の相乗効果を狙うことが求められています。そうしたときに我々のようなクラウドやデジタルの技術的な専門家と、これまでリアルな「モノ」で付加価値を出していた企業が組むことに大きな意味があると考えているのです。

リアルな付加価値を生み出している企業を我々がデジタルの技術力でご支援することで、さらに素晴らしくすることができたら、お客さまのためにも世の中のためにも良いことです。それが我々のサービスを提供する意義だと思います。

――最近、DXの内製化が取り沙汰されていますが、実際にはフレクトのような専門家に任せてしまった方がDXの進行が早いのではないかといった感想を持つこともあります。

竹田:内製は内製で良い面があります。理想を言えば内製と、弊社のような専門家に任せる部分の両方あった方がいいと考えています。できるところは内製化して、できないところを専門家に任せていただくということですね。

コンピューターができることは幅広く、その手段も多種多様です。我々はクラウドに取り組んでいますが、クラウドでなくオンプレミスでリアルなサーバーでシステムを作るのが最適なケースもありますし、昔ながらの基幹システムをパッケージで構築することもあるかもしれません。それぞれが幅広く、深く、難しさがあるので全てを内製化することは、なかなか厳しい面もあります。

リアルな事業領域に専門性と強みを持っている企業が、デジタル領域まで満遍なく深くリソースを投下するのはもったいないと感じられることもあります。そういう意味で、内製化をするなら領域を絞り、それ以外の新しく専門性が高い部分を我々に任せてもらうのが良いと思っています。

柔軟にスピード感とリスクのバランスを取ってチャレンジしていく

――関連するような過去のプロジェクトはございますか?

大橋:GROOVE X株式会社さまの家族型ロボット『LOVOT[らぼっと]』があります。 LOVOT そのものはGROOVE Xが創っていますが、顧客接点となるデジタル部分は我々が大部分を手がけさせていただきました。コマース、CRMの部分とか、LOVOTが今どんな気持ちでどんなことをしているかとか今病気になっているなどをお知らせする仕組みなどを創っています。ちなみに、ロボットですがペットですので「故障」ではなく「病気」と言います。

このデジタルで繋がる部分をCommerce Cloud、Salesforce、Heroku、Google Cloudなどいろいろなテクノロジーを適切に組み合わせています。

また、結婚関連のサービスを展開している株式会社オーネットさまのオンラインでのサービスをご支援しているのですが、コロナ禍での急激な変化への対応もいたしました。具体的には、婚活の会場に行けなくなったので、オンライン婚活ができるオーネットのオリジナルでZOOMのようなビデオ通話システムを用意しました。

何故ZOOMではなく、わざわざこのようなシステムを開発したのかと言うと、あらゆる人がデジタルツールを自在に使えるわけではなく、オーネットの会員サイトからポチポチと何も悩まずにオンライン婚活ができるようにしなければならないからです。お見合いが終わったら、スムーズにアンケートに移行できるUIなども必要ですので、こういった対応をしました。

このように、ロボットのような新しいビジネスをスピーディーに立ち上げるケースもあれば、従来からある「婚活」を社会環境の変化に対応できるようにデジタル化していくケースもあります。

――専用のビデオ通話システムまで構築するのですね。

大橋:2020年4月にやり始めて夏ごろには完成しましたね。

竹田:半年かからなかったですね。

――4ヶ月というのは本当にすごいスピード感だと思います。

大橋:お客さまに具体的なデモ、デザイン案などをすばやく用意・提案して、合意をいただいてから始めました。このように小さなトライを重ね、スピード感を持ってやらなければならないものもあります。

キメ細かくメンバーをフォローしてキャリアと成長を支援している

――フレクトに新たに入ってきたエンジニアは希望するプロジェクトに関わることはできますか?

大橋:基本的に、その人のキャリア志向に合わせてプロジェクトにアサインされます。

どういうことかと言うと、顧客接点の開発が好きな方は多いですよね。そういった人はBtoCの画面部分かもしれないし、CRMでエンドユーザーに直接結びつくものを中心にフロントエンド、フロントシステムを極めてもらいます。

一方で綺麗なAPI基盤が作れると嬉しいといった人、直接的な問題解決が好きな人はバックエンドといったお客さまのシステムの中で基盤となる、APIオーケストレーションをするところにアサインされます。また、ハードウェアからソフトウェアまで全体を見たいといった人もいますので、細かく話し合って方向性を決めています。

竹田:メンバーは月1回以上、必ず上長と1on1 をして、目標設定やキャリアや今のプロジェクトのことなどを話しています。その結果を部長陣はじめ執行役員も共有する仕組みがあるので、それに沿ってメンバーに次のプロジェクトとして何を提示するかが話し合われています。

――執行役員レベルまで個々のメンバーの目標を把握しているとは驚きです。

竹田:現時点でエンジニア数はせいぜい110名超なので、メンバーの名前とキャリア志向を把握することが今はできている感じですね。

大橋:1on1の履歴は全てオンラインにあるので、エンゲージメントスコアなども取りながらメンバーの顧客体験となる人事の仕組みを整えています。

――フレクトでエンジニアはどのように成長していくことが多いですか?

大橋:一番わかりやすい事例が、あるクラウド未経験のエンジニアが入社してテクノロジーを身につけて、今、外部からスピーチを依頼されるほど活躍していることです。クラウドテクノロジーの専門家になっていくのがひとつのパスです。自分が入社前から知っている会社のインパクトの大きい仕事に取り組んで、問題解決ができると素直にうれしいですよね。また、そのような仕事で「ありがとう」と言われて成長を感じている人も多いですね。

竹田:人によって、いろんな成長の仕方があります。我々は新卒も第二新卒も採用していますが、50歳を超えた方も採用しています。年齢層は幅広いのですが、ほとんどがクラウド未経験で入ってきます。ただ、基本的に自分のキャリアに対して意志を持っている人が入ってきているので、それを実現できるように手助けするというのが基本です。

「いつ職場見学に来られてもいい会社」を目指して進化を続けていく

――先ほど50歳以上の方も活躍されていると伺いましたが、年齢ではなく実力を重視しているのでしょうか?

竹田:実力と言えばそうかもしれませんが、その時点での実力よりも、新しいことに挑戦できるかどうかなのだと思います。年齢を重ねると、それまでの知識だけに頼って仕事をしてしまうことが往々にしてあるかと思います。しかし、技術でも仕事の仕方でもマネジメントでも、様々な面で新しいことを吸収して身につけて実践していけるかどうかが重要です。システム開発の最前線は常に変化していますから。実際に、それができる人が活躍しています。新しいことに挑戦できるのなら年齢は関係ないですね。大事なことは、新しいことを取り入れつつ、真面目にコツコツと積み上げていくことだと思っています。

大橋:技術が好きなのは大前提ですが、フレクトではコツコツと学び続ける真面目さと、前に進み続けることができる方がイキイキと活躍しています。ある意味、イケイケな会社ではないということですね。

竹田:(笑)

大橋:以前の職場で「真面目で普通でつまらない」とネガティヴな文脈で言われたことがあまりよくない思い出としてあるのですが、当社では採用のフレーズは「真面目で心優しいがんばり屋さん」にしています。

竹田:最近入社した方の中に60代の方もいるのですが、その方も60歳を過ぎても新しいことをコツコツ学び続けている方ですね。

――コツコツの積み重ねは重要だと思います。毎日、続けていれば自然に「あるべき未来」に到達できると感じました。

大橋:やはり、コツコツと必ずやるってことが大切だと思います。それもあって、社内にはお互いに学び合う文化があります。一緒に勉強したりとか、週1回以上は社内の勉強会を開いていたりしますし、資格を取るためのキャンペーンも実施しています。学ぶことが好きな人が多いです。勉強会では社外からゲストを招くこともありますね。

――コロナ禍の影響もありますが、リモートワークの体制を整えることや今後はメンバーの地方採用なども検討されていますか?

大橋:メンバーのうち1~2割は出社していますが、コロナ禍にはリモートワークで対応しています。強制しているわけではなく、会社の方が働きやすい方は出社して、リモートワークが良い方は在宅でという感じです。今後も、イベントなどは復活させると思いますが、働き方はこのままだと思います。現時点では検討段階ですが、地方採用あるいは地方に拠点を設けて働く場所の自由度を上げていく方向を考えています。

――フレクトで働く良さはどういった点にありますか?

大橋:いくつかあるかと思いますが、1つはプライム案件に参画して上流から下流まで関わることができることです。日本を代表する企業のインパクトのある仕事に携われる点は推しておきたいと思います。外部からそう言われることが本当に多いです。

――今後の方針や事業の中長期的なプランを教えてください。

大橋:当社CEOの黒川が「30%成長をしていく」と発信しているように、事業を成長させることは必須です。そして、伸びた分を社内環境に投資していきたいと考えています。エンジニアリングが真っ当にできる環境に投資をしていくことが重要です。定期的に社内のエンジニアのロールを考察し、どんな学びの制度があったらいいのかとか、開発環境といった社内でエンジニアがアクティビティを上げていくための仕組みを永遠に改善してアクセルを踏んでいきます。

目指すのは「いつ職場見学に来られてもいい会社」であり続けることです。イメージとして「いつ見てもちゃんとやってるね」「流石だね」と言われるエンジニアリング環境を作っていきたいですね。その理想には、まだ正直なところやるべきことがあります。できていないこともいっぱいありますが、追求していきたいと考えています。

竹田:私たちは人がいないと成り立たない事業なので、人への投資は当然だと思います。先ほどのマルチクラウドの話に繋がりますが、私たちのような会社が大手企業に比して存在意義を出すには、やはり新しい技術を使ってお客さまの顧客接点領域に特化して付加価値を出すことが大切です。そのためには先端テクノロジーをキャッチアップし続けなければなりません。それは経営陣ががんばればいいという話ではなく、一人ひとりがコツコツとやらなければ無理な話です。それができるような環境や仕組みを地道に作り続けていきたいですね。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

大橋:決して派手ではありませんが、骨太でしっかりとしたエンジニアリングをして、真っ当で良いデジタルの仕組みを作っていきたいと考え、仕事をする人が集まっている真面目な会社です。価値のあるキャリアを積むことができますし、やりがいや楽しさがあると思います。ぜひ、そんなキャリアがあることを知ってほしいです。

竹田:Qiita読者の方はIT技術に興味があり、知識を得たり勉強したりすることが好きな人が多いと思います。フレクトはそういう人に活躍の場が提供できる会社だと思っています。

大橋や私はもともとエンジニアです。今でも定期的に技術書を読んでいます。フレクトは経営陣にもマネージャ陣もそういう人が多いので、単純に非エンジニアのマネージャがエンジニアに指示を出す構造ではなく、エンジニアが会社運営からプロジェクトマネジメントに関わっているのが特徴になっています。エンジニアが価値を出していける環境を整えているので、興味があったらぜひ声をかけてみてください。

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編集後記

株式会社フレクトのWebサイト等を拝見すると日本のDXを推進していることがわかります。大橋氏、竹田氏にお話を伺うとそんな同社の「攻めのDX」を支えていたのは「真面目」で「コツコツ」とした姿勢にありました。かつてアインシュタインは「複利の効果」を「人類最大の発明」として評しましたが、畑こそ違え「コツコツ」が生み出すのはまさに“技術の複利”ともいえる効果です。これがフレクトの絶対的な実力を支えているのだと気付かされました。その環境を強化していくことで、今後、さらなる飛躍があると感じさせられました。

そんなフレクトでは、新たなメンバーを募集しているそうです。本記事を読んで、真摯にエンジニアリングに取り組んでいきたいと思われた方はぜひ応募要項等をご覧ください。

取材/文:神田 富士晴
撮影:清水 知恵子

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