Dear Great Hackers

  1. Incrementsで働く

Qiita運営元のIncrements株式会社 新×旧社長対談

Qiitaは2011年に当時大学生だった海野によってリリースされた、プログラマのための技術情報共有サービスです。創業者かつエンジニア社長である海野自身は、2019年12月をもって退任することが先日発表されました。
そこで、これまでの振り返りを伺うと共に、これから新社長となる柴田はどんな人物なのか、新旧のIncrements社長対談で紐解いていきます。

接点は少なかったが、お互い近しいものを感じていた
Qiitaを作った想いと背景
「人」に関わる苦労
それぞれの視点から見るエイチームグループ入り
辞任の理由と後任選択の背景
エンジニア社長ではないが、これから考えるQiitaの未来
これからのQiitaに期待すること

海野弘成(うみの ひろしげ)
Increments株式会社 代表取締役社長
京都大学在学中にプログラマとしてGoogleやはてなのインターンを経験し、在学中の2011年にプログラマのための技術情報共有サービス「Qiita」をリリース。大学卒業後の12年2月Increments株式会社を設立し代表取締役に就任。17年にはForbesのアジアを代表する30歳未満の起業家30人エンタープライズ部門に選出される。2019年12月27日にIncrements株式会社 代表取締役社長を退任予定。

 

柴田健介(しばた けんすけ)
株式会社エイチーム エンターテインメント事業本部
マーケティンググループ グループリーダー
2009年に株式会社エイチームへ新卒入社。モバイル向けのプロモーション業務を担当した後に社内の新規事業コンテストにてツールアプリ事業「ZeroApp」を立ち上げて事業責任者を担当。2014年よりメディアサービス部部長、2016年よりゲーム領域のマーケティング責任者を経て2019年12月27日よりIncrements株式会社 代表取締役社長に就任予定。

 

──まずは、自己紹介をお願いします。

海野:実は、僕は社会人経験がIncrementsしかないんですよね。
大学では情報工学を専攻をして学んだり、アルバイトやインターンでプログラミングをしたりしていました。そして、その中で思いついたアイデアからQiitaというサービスは生まれました。
京都の大学を卒業してサービスを作った後、東京に来たのが8年くらい前です。そこからずっとIncrementsの代表をやっていて、今年の年末で離れます。

──大学生と経営者しかこの十何年経験していなくて…

海野:そうです、で、次は無職です(笑)。

一同:(笑)。

柴田:僕は2009年に新卒でエイチームに入社してちょうど今が10年目くらいです。もうエイチームしか知らない、っていう感じですね。

入社当時はガラケーの時代だったので、ガラケーのコンテンツやゲームのプロモーションの仕事をしていました。
入社して3年目くらいのときに社内の新規事業案コンテストで「ZeroApp」というアプリの事業を立ち上げて、事業責任者を担当しました。その後、5年目の頃にゲーム以外のアプリやサービスを一つにまとめたメディアサービス部が立ち上がり、部長を2年程やっていました。そして、7年目くらいの頃から、ゲームアプリ事業のエンターテインメント事業本部でマーケティング部門の責任者をやっています。

接点は少なかったが、お互い近しいものを感じていた

──では早速ですが、社長が変わるというところについて伺いたいと思います。Incrementsがエイチームグループ入りして約2年になりますが、これまでお二人の接点はあったのでしょうか。

海野:月に2回、エイチームグループ全体で経営会議があるので、その時にお互い顔は見ているくらいで、直接は…あんまりなかったですね。

柴田:お互いに目が悪いので、目の悩みの相談を僕からしたりとかはありましたね(笑)。あと、エンタメの事業でエヴァンゲリオンレーシングっていうレーシングチームに協賛しているのですが、そこにお誘いして一緒に行ったりとか、ということはありました。

──では、これまでは業務上の接点はほぼなく、柴田さんがIncrementsの社長になることが決まってから関わりが生まれたということでしょうか。

海野:そうですね。ただ、この対談の直前に行ったリーダーズインテグレーション(※リーダーとチームメンバーの意思疎通を図り、チームの結束力を高めるフレームワーク)の時にも話が出たんですけど、近しいものをお互い感じている、みたいな。

柴田:そうなんですよね。そんなに接点はなかったんですけど、僕も海野さんとは相性良さそうだなって勝手に思っていました(笑)。

──それはどういう部分で、なのでしょうか。

柴田:なんか、雰囲気…?

海野:波長が合いそうな感じがありました(笑)。共通の趣味があって盛り上がったとかではないんですけど。なので柴田さんが次期社長の有力候補という話を初めて聞いた時、想像はしていなかったんですけどなんかイメージができたというか、不安とかはなかったです。
その自分の反応自体がちょっとびっくりでしたね。

他の人だったら「いいかもしれないけれど大丈夫かな」という気持ちになる気がするんですけど、意外とそこはスッと「いいな」と思いました。たぶん波長があっていると感じていたからかなと思います。

Qiitaを作った想いと背景

──では、海野さんにQiitaを作った背景を聞かせていただきたいと思います。

海野:僕が大学に在学していた当時はビジネスコンテストがとても流行っていて、僕も参加したんです。そこで知り合った2人と後に起業したのが今のIncrementsですね。
イベント直後に起業したわけではないんですが、3人とも起業とか自分でビジネスを作ることに興味をもっていて、イベントから数年経っても連絡をとっていました。そこで出てきたのがQiitaのアイデアです。

当時、僕自身もブログで技術情報のアウトプットをしていたのですが、それに対して何か反応が来たり、マイナーな言語について問題が起きた時の対策を書いたらその言語を作った人からコメントがついた、みたいな面白い体験ができていました。
また、エラー解決に何時間も使うのではなくサービスのことを考えたり、その人の創造性みたいなところに時間を使えるようにしたいという思いがありました。

プログラミングのノウハウ発信に特化した場所があればもっといろんな人が発信できてプログラミング自体も効率化できるんじゃないか、汎用的な知識を集める場所ができれば、本来時間を使うべきところにエンジニア全員が集中できるんじゃないかという考えの元でQiitaを作りました。

「人」に関わる苦労

──そうした思いで作ったQiitaを法人化されましたが、これまでで特に思い出深かったエピソードはありますか。

海野:面白い話と辛い話があります(笑)。

──では面白い話からいきましょうか(笑)。

海野:Qiitaが当たり前に必要なサービスなんだな、と思ったエピソードがひとつあります。まだIncrementsが僕含めてエンジニアが3人くらいの少人数だった時なんですけど、結構大規模な障害をQiitaで起こしてしまったことがありました。パッと直せるようなものでもなくて、解決方法を調べた時にQiitaの記事がヒットして「ああ、これで解決できる…!」と思って開いたら、Qiitaが落ちていたので記事を見られなかったということがありました(笑)。

一同:(笑)。

海野:いつの間にかサービスが落ちてしまうといろんな人が困るような規模になってきたことを、そこで初めて感じたのを覚えています。Qiitaは平日の日中が1番使われるサービスなんですけど、今でもサービスが落ちるとTwitterで「Qiitaが見られない」「困った」という内容が1分間に何十ツイートもされていて。その分責任も重いというのはあるんですけど、生活の中にあることが当たり前なサービスになってきたということは単純に嬉しいです。

──では、辛かった方も聞かせてください。

海野:はい。エイチームグループ入りの話にも繋がるのですが、Incrementsのサービス自体はずっと伸び続けていた一方で、それを効率的にお金にするとか、より伸ばすための強い組織体制を作るというところは十分にできていませんでした。

特に組織づくりの部分はだいぶしんどかったですね。人が連続で辞めたり、「人格を疑うよ」とかいろんなこと言われ、そしてそれを全部正面から受け止めちゃってしんどかったです。

会社に合った人を採用するとか、そしてその人が業務に集中できる環境を作ったり、成果を発揮してもらえるようなマネジメントをするというところは、自分自身が採用されるとかマネジメントされる体験がなかったこともあって、すごく苦労してきた感覚はあります。
なので一時期、僕は「ちょっと話があるんですけど」というチャットにすごく恐怖を覚えて、ちょっとトラウマになりました(笑)。

──では続いて柴田さんに伺います。エイチームも今となっては1,000人以上の企業ではありますが、上場する前の時期に入社されて印象的なエピソードはありますか。

柴田:入社時が大体100人くらいで今の1/10弱くらいの規模感でした。元々僕が入社したのも会社の文化にすごく共感したのと、これから成長を目指していくような会社で、自分の関わる範囲が大きくてチャレンジができる環境で働きたいと思って選んだのがきっかけです。

「人」というところでのエピソードだと、自分の部署でエースだった2人が同時に辞めるというタイミングがあって、その時はかなり焦りました。
ただそこで助かったのは、エイチームグループの他の部署が「今そっちがピンチだから異動してもらって、協力して立てなおそう!」ということをやってくれてすごくありがたかったですし、いつか恩返しをしたいと思っています。

──エイチームだとそういう横のつながりで助けてもらえるということもありますもんね。

柴田:はい、横のつながりというのはありますね。ただ、昔はエイチームという会社は一つだったのですごくそこが強みだったんですけど、子会社化していくことによるデメリットもあって、子会社ごとにノウハウが溜まっていき、スキルがバラバラになって、ツールも違って、みたいなところはけっこうあります。

それで僕はマーケティングの分野においてグループ横断でノウハウなどを共有して成長していこうみたいなこともこの1、2年結構やってきました。
なので今後のIncrementsとしても、Incrementsの今の文化もちゃんと守りつつエイチームグループのいいところは取り入れていけるようにしたいと思っています。

それぞれの視点から見るエイチームグループ入り

──ではグループ入りの前と今、という話題でお二人それぞれの視点でお伺いします。どこが変わって、どういうところが良かった/悪かったというのはありますか?

海野:グループ入りの経緯から話すと、2017年の5月に方向性の違いにより創業者2人に離れてもらって1人役員体制になったタイミングで、今後どうIncrementsを伸ばしていくかを考えました。
サービスとしては常に伸びていて勢いは作れていたんですけど、マネタイズとそれを支える組織をどのように作っていくかっていう点において、自分たちでもう一度採用という手段で経営チームやマネジメント体制を作るか、もしくはどこかと組んでやるか、という2つを考えました。

そして後者を選択し、いろんな会社の方からオファーをもらった中で1番合いそうというところでエイチームグループに決めました。
それは林さん(エイチーム代表取締役社長)と近しいなと思うところがたくさんあって惹かれたというのが大きかったですね。わかりやすいところで言うと、会社の設立日がどちらも2月29日、みたいな。変な選び方するなー、みたいな(笑)。

柴田:それがすごいですよね。

海野:12年違いという。

柴田:2人ともちょっと変わり者なんですよね(笑)。

一同:(笑)。

海野:いたずらっ子で面白いことしちゃうとか、エンジニアというバックグラウンドも一緒だったりとか。僕が影響を受けた本に「金持ち父さん貧乏父さん」というのがあって、サラリーマンじゃない形での価値の生み方やお金の稼ぎ方があるのを知って起業に興味を持ち始めたんですけれど、それを同じく林さんも影響を受けた本として挙げられてたりとかいろんな共通点があったり。

あとは直接話をして、雰囲気が柔らかい感じで話していて圧迫されない。でも、質問とか話の内容とかはピンポイントにいいなと思うところを掴む。林さん始めエイチームの人に何人か会って「合うな」と思ったので最終的に決めたんですよね。
人としていい人や優しい人が多いっていうところは、前後でギャップがなくすごく良かったところでした。

基本任せてもらいつつ、人の面とか連携の面とかノウハウでサポートしてもらえたり、かなりいろんな人に親身になって相談させてもらえていると思います。組織の面でも人事系の部分で悩みがあったときに人事部の人に相談できたりとか、他の事業責任者の人に相談できたりとかっていうのはあって、さっき話が出たように横のつながりが本当にあの規模でこれだけできるのはすごいなと思いました。

──柴田さんの方は、一従業員の視点から、Incrementsがグループ入りしますよと聞いていかがでしたか。

柴田:僕はエンジニアではないのですが、常に一緒に仕事をしているエンジニアたちはテンションが上がって、「すごいね!!!」とかなり盛り上がっていました。普段使っているサービスがエイチームの仲間になるということだったので、すごくプラスの印象を持っていたように思います。

統合後に関しても、Incrementsはやっぱりエンジニア文化を大事にしていると感じる面や、エイチームの中にいながらも独自のやり方をしっかり守っていてエイチーム全体としても取り入れたいなと思う面もいっぱいありました。

──そこから2年後にまさか社長になるとは…?

柴田:全く想像していなかったです(笑)。自分のキャリアとしては1ミリも想像していなかったですね。ただ、実はその話をいただいたときはすごくやってみたいと思いました。

辞任の理由と後任選択の背景

──では代表交代について、お二人それぞれの視点でお伺いします。まずは海野さんから辞任の理由と、柴田さんが後任に決まった背景を教えていただけますか。

海野:辞任の理由は個人的なものなんですけど、家族に時間を使いたいというのが大きいです。ずっとIncrementsやQiitaのことを考えて続けてきて、5年前に結婚してからも家庭は妻に任せっきりで。(※海野自身のnoteの投稿記事はこちら)

僕の観点ではやっとこれから事業として収穫期に入って稼げるし、稼いだお金を使ってより事業をドライブできたり新しいサービスを作るというチャレンジが直近の1〜3年でできるようになるのかなという認識です。なので自分でやりたいという思いもありましたが、悩んだ上でこのタイミングでパスをするという判断をしました。

後任が決まった背景は…林さんに相談をさせてもらって、僕自身の中で誰に委ねるかはイメージが持てなかったのでエイチームグループの経営陣で議論をしてもらいました。
林さんから伝えられた時、他に候補に挙がった人の名前も何人か教えてもらったんですけど、その中で1番いいなと感じたのが素直な感情です。

──他の候補の方の中にエンジニアはいらっしゃったんでしょうか。

海野:いました。僕も話を聞く前はエンジニア経験のある人の方がいいだろうなと思っていたんですけど、どちらかというとエンジニアリングの知識そのものがあるということよりも、エンジニアを巻き込んだりエンジニアの声を丁寧に聞いてくれることが大切だろうというのは柴田さんの名前を聞いた後に思いました。

ガツガツリーダーシップをとってトップダウンでやる、みたいなタイプだと合わないだろうなと思っていたんですけど、メンバーの意見を聞きながら一緒に決めるべきところは決めるみたいなスタイルは合う気がしたので。であればエンジニアであることは必須ではないなという風に考え方がちょっと変わりましたね。

──柴田さんには、打診を受けた時の感情だったり、どう言う風に伝えられたのかを伺いたいと思います。

柴田:僕の上司から「ちょっと相談があるんだけど」と呼び出されて、「今月の広告予算の話だな」と思ってフラッと会議室に入ったら、「海野くんが辞めるらしくて」みたいな感じで「どう?」って(笑)。

海野:(笑)。

柴田:結婚して家族があって名古屋近郊に家もあるので単身赴任ということになるし、その辺も踏まえてちょっと考えてみて、という風になりました。で、「明日までに返事ちょうだい」って言われたんですね。しかも僕はその日の夜会食だったので奥さんに会うタイミングがなくて電話で相談しました。個人としてはチャレンジしてみたいと伝えたら「やってみたら?」と言ってくれて。

──話した直後に自分ではもうやってみたいという決意をされていたんですか。

柴田:6対4で不安が4くらいの感じですけど、声かけていただいたのでやりたいと思いました。奥さんは「普段平日そんなに家にいないしあんまり変わらないかもね」みたいな感じでしたね(笑)。応援してくれるということなので頑張ろうという感じです。

エンジニア社長ではないが、これから考えるQiitaの未来

──では、さきほども話題に上がったのですが、創業者でもなくエンジニアでもない人が社長になるというところについて実際どうなのかな、というのがQiitaユーザーも不安に思っているんじゃないかなと思いますがいかがでしょうか。

柴田:僕も最初に聞いた時そこがすごく不安で。「エンジニアじゃなくていいんですか」って言ったんですけど、林さん的にはエンジニアとうまくやれそうだからと言ってもらえたんです。で、僕がこれまでエイチームでやってきた仕事を思い返すと、最初に自分でサービスを作った時も社内にスーパーエンジニアがいてその人と二人三脚でやってきたし、そのあとメディア事業を担当していた時もエンジニアがメンバーに多くいたので、エンジニアと一緒にやるということに関してはあんまり違和感がなかったですね。

なので、僕はエンジニアじゃないのでエンジニアの海野さんの代わりをそのままやるつもりもないし、できないところもいっぱいあります。ただ、海野さんの想いとか理念をちゃんと引き継いで、今いるIncrementsのメンバーが海野さんの残したものをきちんと引き継げるようにしてあげるが一番なのかなと思います。

──柴田さんがこれからやっていきたいことは何でしょうか。

柴田:Qiitaという大きなエンジニアコミュニティをこれからもずっとエンジニアにとって必要なサービスとして継続させていくというところが一番だと思っています。それがあってのビジネスの展開だと思っているのでまずはそこがポイントです。
かつ、エイチームグループは様々なビジネスを幅広くやっている会社なので、そのノウハウをもっとうまく取り入れながら、Qiitaを軸としてビジネスをスケールさせていくことを新しいミッションとして取り組んでいきたいと思っています。

今は「Qiita Jobs」という転職支援サービスをやっていますが、Qiitaをベースにして新しい領域でもエンジニアにとって必要なサービスを作っていけると思っています。例えばですが、来年からプログラミングの義務教育がスタートしてくるので教育というところも一つ大きいかと。

これからのQiitaに期待すること

──最後に、海野さんが柴田さんに期待することと、Qiitaでこれは変わらないで欲しいなと思うところをお聞かせいただけますか。

海野:大切にして欲しいこととしては、僕自身Qiitaを作った頃と今とを比べて考えが変わったところでもあるのですが、稼ぐことの大事さ、儲けることの大切さです。
稼げないとサービスを継続することや、伸ばすこと、新しいチャレンジをすることはできないので、そこはすごく大事だと思っています。

その上で、Qiitaというサービスはユーザーの人たちが記事を書いてくれるおかげで成り立っているサービスなので、そこの兼ね合いはすごく難しいです。構造としてユーザーから搾取するとかユーザーに負担を強いて売り上げを立てるようなことをしてしまうと、善意で成り立つモデルが成り立たなくなってしまうので、ユーザーの人たちに価値を提供してそれによってお金をもらうという部分は絶対に変わらないで欲しいなと思っています。
継続的にユーザーに使ってもらうことによって価値が生まれて、じゃあそれをどう反映するかみたいな形の話かなと思います。

海野:Qiitaという場所をいろんな人たちに気持ちよく使ってもらえることによってお金も稼げて、稼げるからこそサービス改善できて、ユーザーに還元していけるみたいな。難易度も高くて僕も模索してきたところなんですけれど、Qiita Jobsもそうですしいろんな形で実現できるかなという気はしています。この部分は大切にしてもらえると嬉しいなと思っています。

柴田:価値提供をお金に変えるっていうイメージだと思うんですけど、Qiitaは他のサービスとは違うなと思っていて。本当にユーザーがあってのコミュニティなので今使っているユーザーに必ず良い価値提供をして、良い価値を提供できた分でビジネスとしてしっかり稼いでいくということを忘れちゃいけないなと思っています。
単純に広告をドーンと増やしてとかそういうのは絶対したくないですし、エンジニアの皆さんにとって必要な価値提供を考えて、それをどういう風にお金に変えていくかを考えていくことが大事かなという気がしています。

海野:そうですね、そこは強みにもなっていってどんどん価値提供すればお金が稼げるっていうサイクルになると、気持ちよく稼ぐことができるかなと思います。
厳しい目にさらされているからこそ、フェアに正しくやらなければというプレッシャーがあるので、良い意味でも悪い意味でもありがたいことですね。
やらざるを得ないという、だからこそ逆に工夫のしがいがある事業だと思っています。

柴田:そうですね。海野さんの想いもしっかり引き継いで、「エンジニアを最高に幸せにする」というミッションを実現していくので、ぜひこれからのQiitaにも変わらず期待していてください。

編集後記

対談を終えて、お話を伺うほどに新旧社長のお二人からは経歴は全く違うものの、確かになぜか少し似た空気感を感じました。Qiitaは善意で成り立つサービスとして始まったものの、そのサービスを継続していく為には稼ぐことは必須で、それはユーザーに価値提供をすることで生まれる。この芯となる部分は今後代表が柴田さんになっても受け継がれる想いであることに変わりはないです。
今後Qiita Jobsをはじめ、新しい面からもQiitaユーザーのみなさんに良い価値を提供できるよう頑張って参りますので、引き続きQiitaをよろしくお願いします!

取材/文:Qiita Zine編集部

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