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社会インフラだからこそ、エンジニアリングの貢献度もよくわかる。「食べログ」開発チームの働き方とやりがい


「LIFE with -生活とともに-」というミッションのもと、人々の生活に寄り添うネットサービスを提供する株式会社カカクコム(以下、カカクコム)。1997年の設立以降、購買支援サイト「価格.com」をはじめ、食・旅行・不動産・求人・エンターテインメント・保険など、国内外で20以上のサービスを提供する、老舗インターネットメディア企業です。

今回お話を伺ったのは、その中でも日本最大級のレストラン検索・予約サイトとして2005年から運営されている「食べログ」について。ユーザーの口コミと共に全国のレストラン情報を掲載、オンライン予約サービスも提供する、非常に身近なサービスです。コロナ禍で外出自粛要請が政府から発出された際には、どのお店がテイクアウト対応しているのか等をチェックするのに、活用した読者も多いのではないでしょうか。

食の社会インフラと言える規模にまで成長した食べログは、どんなチームがどんな課題感や使命感をもって運営をしているのか。役割の違う3名のエンジニアに、それぞれリアルなお話を伺いました。

プロフィール

渡辺 千智(わたなべ ちさと)
株式会社カカクコム
食べログシステム本部 飲食店システム開発部 開発チーム マネージャー
2008年7月にSIerからカカクコムに転職。5年間新規事業開発で様々なプロジェクトの立ち上げを経験し、企画、開発に携わる。 産休・育休を経て2015年に食べログに配属され、iOS/AndroidアプリやWebサービスの開発リーダーを担当。 現在は飲食店向けシステムの開発チームリーダーを担っている。

 

福田 将大(ふくだ しょうた)
株式会社カカクコム
食べログシステム本部 アプリ開発部 プラットフォーム推進チーム チームリーダー
大規模コンシューマー向けサービスの開発に憧れ、2016年に新卒でカカクコムに入社。 学生時代はPerl、食べログ配属後はRubyでWeb開発とアプリAPI開発を経験し、 2017年からはスマートフォンアプリ開発にも携わる。 現在はiOS/Android両OSのアプリ開発を担当。

 

荒川 翔平(あらかわ しょうへい)
株式会社カカクコム
食べログシステム本部 ウェブ開発部 FEチーム
2019年12月にSIerから、食べログのフロントエンドチームへ転職。 フロントエンドの専任は未経験であったが、前職の経験を生かし、 食べログのReact/TypeScriptへの刷新プロジェクトの開発に従事。最近はチームブログの運営にも携わっている。

コロナ禍の「テイクアウト情報掲載」機能は、企画からわずか1週間で実装

――食べログは非常に有名なサービスですが、一方で裏側の開発体制などについてはあまり聞いたことがありません。まずは食べログチーム全体の開発体制について教えてください。

渡辺:食べログチームだけでもエンジニアは100名規模です。その中で大きく、メディアチーム、飲食店チーム、技術チーム、そして新規サービスチームの4つに分かれています。
メディアチームは、皆様が普段使われている食べログサービスを扱っており、さらにWebチームとアプリチームに分かれています。飲食店チームは、食べログを利用される飲食店様向けのシステムなどを開発しています。

私は飲食店チーム、福田はメディアの中のアプリチームに、荒川はメディアの中のWebチームに、それぞれ所属しています。

――さすがに大きなサービスだけあって、開発体制も大きいですね。全国にまたがるサービスだからこそ、社会変化の影響も受けやすいと思うのですが、今回のコロナ禍の食べログへの影響はいかがでしたでしょうか?

渡辺:COVID-19の感染拡大を受けた外出自粛要請期間は、利用が大きく落ち込みました。ただ、購買支援サイトの「価格.com」がネット通販利用者の増加影響を受けたことなどもあり、カカクコム全体では比較的安定していました。

――外出自粛要請あたりから外食が憚られる雰囲気になったわけですが、一方でテイクアウトやデリバリーの需要が高まりました。そのあたりの対応はいかがでしょう?

渡辺:おっしゃる通り、テイクアウトやデリバリーへの需要が圧倒的に増えました。特に外出自粛の空気感の中では、どのお店がテイクアウト対応しているのかを可及的速やかに情報提供する必要があったので、食べログチームでは一丸となって、ほぼ1週間程度で「テイクアウト情報掲載」機能を実装しました。

ミッションに沿っていれば、すごく早い意思決定とアクションをとれる

――今、1週間っておっしゃいましたか?

渡辺:はい、3月末くらいに企画が立てられ、4月3日にリリースしました。
飲食店が、自店の情報ページにテイクアウトに関する営業時間や対応メニュー情報などを掲載できる機能で、午前中にリリースして、夕方までには1,200件を超える登録があり、その先もすごい勢いで掲載数が増えていきました。

――プラットフォームの規模に対して、ものすごいスピード感の実装ですね。

渡辺:ただがむしゃらにやったから早かったというわけではなく、プラットフォーム規模にひっぱられない工夫をしたからこそでした。
食べログの他の機能に影響を与えず、かつ疎結合・高凝集な設計として、保守性や運用性についてその機能にフォーカスして考えるだけでよい状態にしたからこそ、このスピード感での実現ができました。

福田:もともと食べログでは「食べログ テイクアウト」というアプリも運営しており、私はそこの開発を担っていたのですが、テイクアウトアプリと食べログ本体の連携に関してもスピーディーに対応しました。
また食べログでは、食に対する消費者ニーズの拡大に対応するため、テイクアウト体験の向上はもちろん、お取り寄せやグルメ通販に対する需要にも応えられるよう、お取り寄せグルメの通販サイト「食べログモール」という新サービスを6月リリース必達で取り組んでいました。

それまでテイクアウト対応にあたっていた人員を「食べログモール」に転換するなど柔軟な人員配置を行い、食べログチーム一体となって目の前の課題を集中的に解決していきました。
大規模システムを運用する組織として全員の意識を揃えるのは大変なイメージがあると思いますが、食べログでは、ユーザーの皆さまに本当に価値のあるサービスを提供できるようユーザー本位を軸として、一体となって取り組む文化や組織の柔軟さがあります。引き続き、皆さまに食事を様々な方法で楽しんでいただけるようなサービス開発を進めていきます。

――10月からは食べログでもGo To Eatキャンペーンが実施されましたね。

渡辺:Go To Eatキャンペーン開始にあたり、飲食店システム開発チームでは、飲食店にとってキャンペーンへの参画条件となる感染症対策の同意チェック機能などを実装して連携しました。

――いずれも想像以上にスピーディーな対応が必要ですよね。

渡辺:カカクコム全体で創業以来「ユーザー本位の価値あるサービスを創出しつづける」という考え方を大事にしており、それに沿っていればとても早い意思決定とアクションをとれることが、今回改めてわかりました。
スタッフ一人ひとりの課題に対する打ち手も的確で早かったと感じています。

フロントでは、React/TypeScriptへのリプレースプロジェクトが進行中

――ここまではコロナ禍での開発対応について伺ってきましたが、それ以前からのお話として、皆さまは15年以上続くサービスに対して日々どんな改善施策を行なっていらっしゃるのでしょうか?

荒川:私の場合はフロントエンド専任なのですが、チーム全体で去年秋から、jQueryからReact/TypeScriptへのリプレースプロジェクトを進めています。
食べログのフロントエンドって、これまでも少しずつ改善を入れてはいたのですが、根本の部分は変わってはいませんでした。そうなるとモダンな環境へのキャッチアップができず、サービスの継続はもとより、パフォーマンスの向上やUIの細かな改善など、ユーザー体験を向上させるにはどんどんと厳しくなっていくという背景がありました。

この課題を解決するため、昨年からエンジニアのボトムアップでフロントエンドのリファクタリングに取り組んでおり、まずは、このリプレースプロジェクトの初回リリースを今年の12月にできるよう進めています。

――歴史のあるサービスだと、中身を解読していくのも大変ではないですか?

荒川:そうですね。なぜこのような仕様になっているのか、当時の担当者がいないことも多いので、読み解いていくのに苦労することもあります。
サービスの影響力も大きく、バグが起きてはいけないので慎重に進めています。

――なるほど。福田さんのいるアプリチームはいかがでしょうか?

福田:まずルーティンの業務として、iOSとAndroidのOSバージョンアップ対応や利用しているライブラリのバージョンアップ対応があります。定常的にリファクタリングや細かいバグの修正、UX改善なども行っています。
あと細かい機能改善については、チームを横断して検証と実装を進めています。

例えばお店の予約機能は、元々は30分単位での指定だったのですが、ユーザーや飲食店からの要望を受けて15分単位での指定ができるようになりました。また、直前予約へのニーズに対応するため、15分前の入店予約をできるようにするなど、細かい仕様改善を繰り返しています。

――この辺りの改善仕様って、どのように決めていかれるのでしょうか?

福田:ケースバイケースなのですが、基本的には企画やデザイナーと議論しながら決めていきます。その際、アプリストアのレビューを参考にしたり、ユーザーインタビューを実施したりもします。あとは社内アンケートをとって参考にすることもあります。社内メンバーは食べログユーザーでもあるので。

――あまりに身近なサービスなので気づきにくいですが、細かい改善が日々なされているのですね。

渡辺:15年以上も運営していると、世の中の流れやサービスの状況に合わせて、やることがガラッと変わっていきます。例えば今の福田の話に関連するところでいえば、2005年のサービス開始当初は主に「お店を探すためのサービス」として運営していましたが、サービスの拡大に合わせてネット予約を含めた食に関するトータルの体験を提供する流れにシフトしていきました。

そうなると、過去に設計したデータは現在のあり方に即さなくなります。ネット予約だけでなく、ユーザー向けのプレミアム会員といったサブスクリプションサービスを導入するなど、サービスが円熟することはないですね。

食べログチームでは、会社へのエンジニアリングの貢献度がしっかりとわかる

――皆さまのキャリアについても教えてください。そもそも、どのようなきっかけでカカクコムを知り、どこに魅力を感じて入社されたのでしょうか?

渡辺:私の場合は、もう10年以上前ですね。
元々はセキュリティ関連のSIerにいたのですが、お客様の顔が見えにくく、エンジニアリングを手段に何か新しいサービスを作りたいという要望があって、転職活動をしていました。

そんな中でカカクコムの求人を知り、母体が大きくて新規事業もやりやすそうだと感じ、新規事業開発の部署のメンバーとして入社しました。
当時は食べログの担当ではなく、2008年頃の食べログはまだ数百万UUほどの規模でした。
入社後5年間は様々なプロジェクトを立ち上げ、その後産休・育休に入り、戻ってから2015年に食べログチームに配属されました。

――同じ会社でも動き方が変わってきそうですね。

渡辺:おっしゃる通りで、例えば新規事業だとスピード勝負なところがあったのですが、食べログのようなサービスだとそうはいきません。デプロイツールなど、運用面も考えて環境が整備されているな、って最初に思いました。

――以前と今とで、どちらが仕事を進めやすいですか?

渡辺:進めやすさの基準が違うのでなんとも言えませんが、特に食べログチームでは、エンジニアリングがしっかりとサービスに貢献できていることや、自分達の作ったプログラムがちゃんと “人のため” と “お金”になっていることを実感しやすいと思います。
ですので、今の環境は「自分のエンジニアリングをしっかりとユーザーへの価値提供、ビジネスの成長へ繋げたい人」に向いているなと思います。

また、ユーザーや飲食店の声を参考にしたり、企画者と協力したりしながらエンジニアでもソリューション提案して開発し、飲食店のインフラとして多くの方に使っていただける点がやりがいです。

企画と開発の連携をよりスムーズにするのがポイント

――福田さんはどのような経緯でご入社されたのですか?

福田:私の場合は、この中で唯一の新卒採用です。
大学時代にアルバイトでWebエンジニアをしていまして、漠然とWebをやりたいと思っていました。そんな中、自分の大学でカカクコムが会社説明をやっていて、そこで「食べログいいじゃん!」となりました。

みんな使っているし、自分も使っている。当時はWeb制作会社向けのソフトを開発する手伝いをしていて、もっとコンシューマー向けのサービスをやりたいと思っていたので、そのままカカクコムに応募することにしました。

――実際に入社されていかがでしたか?何かギャップはありましたか?

福田:そのまま希望通り食べログチームに配属されたので、純粋に嬉しかったです。
ギャップとしては、1つの機能を出すのにこんなに色々なことをやるんだって思いましたね。それまではアルバイトで、自分が書いたコードをそのまま本番環境に適用するなんて世界だったので。
大きいサービスであるが故の責任として、チェックポイントが多いことに最初は少し戸惑いました。

――ガラッと環境が変わったということですね。荒川さんはいかがでしょう?

荒川:私も渡辺と同じく前職はSIerで、主に金融系のシステムや、Webシステムを開発していました。元々はバックエンドをやろうと思っていたのですが、求人媒体でカカクコムを見たときに面白そうだなと思って、フロントエンジニアとして入社しました。

――当初の希望を覆してまで、何に魅力を感じられたのでしょうか?

荒川:先ほどお伝えしたReact化を進めようとしていると聞いて、流行りということもあって面白そうだなと思ったのが大きかったです。

――実際に入社してからのギャップはいかがですか?

荒川:思っていたよりも、システム的に過去のしがらみが多かったです。あとは社内コミュニケーションの観点でも、大きな組織なので、その分関係部署を巻き込んでいくのが大変だなと思いました。

――その辺り、社内コミュニケーションの改善は何か施策があるのでしょうか?

荒川:ちょうど今夏から、組織のあり方がミッションごとに再編されました。元々は1つの部署内で役割分担がなされている状態でして、冒頭に渡辺がお伝えしたチーム編成って、実は最近できた形なんです。以前から職能別に集まっての動きはしていたものの、それが組織レベルで整備されました。

福田:開発チーム同士はもちろんですが、どちらかというと企画と開発チームの連携にオーバーヘッドがあったため、この組織再編で連携をよりスムーズにしていくというのが大きなポイントだと感じています。

荒川:組織再編により横連携の難しさといった新たな課題も出てきているので、日々変わる状況の中で、今後もその時々の状況に適応出来る組織であり続けることが必要だと思います。

より多くの皆さまのお役に立つサービスでありたい

――先ほど荒川さんからReact化プロジェクトのお話を伺いましたが、他チームではそのようなモダン化に向けた動きはあるのでしょうか?

福田:技術チームでは、Kubernetesをはじめとして、障害やパフォーマンスなどの調査、インフラ構築、デプロイをスムーズに行うための各種技術検証を積極的に進めています。
モダン化を進めるチームの思いとしては、単純に新しい技術を取り入れたいという観点ではなく、やはりユーザーに価値を届けたいという思いがあります。
そのために必要なことを技術チームで考えて、モダン化を進めていっています。

アプリチームとしては、「リアーキプロジェクト」というAndroidアプリのアーキテクチャーの差し替えやKotlin化も行っています。iOSは既にSwiftへの移行は済んでいて、リファクタリングに合わせてテストコードのカバレッジを増やしているところです。

――全社的に色々なことをされていますね!皆さまの今後の目標を教えてください。

渡辺: 飲食店の皆さまにとって、食べログを集客にご活用いただくことは大きなメリットがあると信じているので、今後もより多くの飲食店に食べログをお役立ていただけるよう取り組んでいきたいです。
あとはコロナ禍の色々な課題についても、引き続きエンジニアリングでも対応し解決していきたいと思っています。

福田:渡辺と一緒で、より多くのユーザーの皆さまのお役に立ちたい。これに尽きます。私の場合は使いやすく、かつ使っていて心地の良いアプリ体験を提供することを目指したいですね。「食べログだから使っている」、そう言っていただけるようになれば嬉しいです。

荒川:まずは短期目標として、先ほどからお伝えしているReact化プロジェクトをやりきることです。
中長期的には、モダンな環境を整えていって、開発のサイクルを早めるようにできたらいいなと思っています。ちょっとしたUI改修を、もっとやりやすくしたいですね。

――ありがとうございます。最後に、読者の皆さまへのメッセージをお願いします!

福田:食べログをご存知の方は多いと思いますが、内部ではやりたいことがすごく多くて、それに対して人が全然足りていません。
成熟サービスだからといって現状維持を目指すのではなく、今後もどんどん入れていきたい機能があるので、影響力の大きいサービスに関わっていきたい人には、ぜひ来てほしいと思います!

荒川:フロントエンドチームは今、5人います。Reactを書きたい人はぜひ来てください!実はチームブログ担当でもあるので、よければブログもご覧ください!

▼食べログ フロントエンドエンジニアブログ
https://note.com/tabelog_frontend

渡辺:ユーザーの顔が見える開発が、ここならできます!ぜひ一緒に働きましょう。

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編集後記

「食べログの開発」と聞くと、老舗サービスであるが故のどこか牧歌的なイメージがあったのですが、実際に中の開発メンバーにお話を伺うと、想像していたのとは異なるスピード感や熱量を感じました。
記事でもお話があった通り、あれだけの規模のプラットフォームで、1週間弱で新規機能を実装するのは、相当アジャイルな動き方が必要なのではと推察します。
社会的に影響力の大きなサービスを、カームだけど情熱的なチームメンバーと共に作り上げていきたい方には最高の職場だと感じます!

取材/文:長岡 武司
撮影:平舘 平

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