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コミュニケーション能力は重視しない。プロトタイプモデル100%の現場で活躍するメンバーの仕事術

システム開発プロジェクトを、基本計画・外部 / 内部設計・コーディング・テストなどの工程に振り分けて順番に進めていく「ウォーターフォールモデル(waterfall)」。各工程の進捗状況を把握しやすく、計画的に進めていけるというメリットがあるものの、手戻りが発生すると都度計画の見直しになるなど、フットワークの観点でデメリットになることが多い手法です。VUCA時代にはフィットしにくいプロセスと言えるでしょう。

多くのシステム受託開発企業は、このウォーターフォールを基本モデルとして採用していますが、今回お話を伺った株式会社ヘッドジャパン(以下、ヘッドジャパン)では、なんとウォーターフォールはゼロ。全て、設計とプロトタイピングを繰り返して開発を進めていく「プロトタイプ&スパイラルモデル」(※)の開発工程を採用されているとのこと。そして、そんな同社の採用方針の一つが「コミュニケーション能力を重視しない」とも言います。
様々な観点で、「いわゆるシステム受託開発企業」の常識を覆していくヘッドジャパンでは、どんなメンバーがどのような働き方をされているのか。お話を伺いました。
※本記事では、ヘッドジャパンによるシステム開発手法「プロトタイプ&スパイラルモデル」のことを「プロトタイプモデル」と表記します

プロフィール

河野 平(こうの たいら)
株式会社ヘッドジャパン
開発2部 部長
2004 年ヘッドジャパン入社。以来、工場部品生産管理システムや、契約管理システム、工程管理システムの設計製造に従事。企業の基幹システム、プロバイダのポータルサイトなど様々な web システム、C/S システム問わず、管理、設計、開発、保守にたずさわる。知識は広く浅くでも、多くの頼りになる深い知識をもったメンバーにいつも助けられている。

 

西野 誠(にしの まこと)
株式会社ヘッドジャパン
2015 年ヘッドジャパン入社。電子システム情報関連の大学院を修了後、2015 年に自分の力をより伸ばすことが出来ると感じた株式会社ヘッドジャパンに入社。アプリケーションの構築からインフラの管理まで、幅広い範囲の開発を担当している。

開発から保守、クラサバからWebアプリまで幅広く対応

――まずはヘッドジャパンがどういう会社なのかについて、教えてください。

河野:当社のメインはシステム開発です。中規模から大規模、クラサバの基幹システムからWebアプリ、分析から開発まで、幅広く対応しています。電気工事なども、協力会社さんをアサインして承っています。

――保守運用もされているのでしょうか?

河野:もちろん開発がメインではありますが、保守もやっています。特に、他ベンダーが開発したシステムの保守を引継ぐこともありまして、運用面含めてトータルでご相談いただくことが多いです。

――パッケージ等であれば他社製の保守をすることもありますが、他ベンダー開発の独自システムを保守するのはユニークですね。クライアントはどのような企業が多いのでしょうか?

河野:大手企業から中小企業まで様々ですが、売上の大半はテレビ局様ですね。

――テレビ局のシステムを開発されているのですか?

河野:はい。自治体の避難情報の情報基盤からネット放送、字幕、データ放送用のコンテンツに加工する工程の自動化、リスクチェックなど様々です。放送は絶対に止めることができないので、常駐ではないですが、24時間365日保守としてシステム監視をしています。

全てがプロトタイプモデルのプロジェクト

――お二人はそれぞれ、ヘッドジャパンでどんなお仕事をされているのでしょうか?

河野:私は開発部長として、新規お問い合わせのヒアリングから提案、開発、保守までトータルで対応しています。入札案件の管理などもやっていますね。
西野はプログラマーとして、各案件の開発はもちろん、デザイン設計やインフラ管理、PMまで、こちらも幅広く担当しています。

――幅広いですね!私も以前、パッケージシステムの導入や保守をやっていましたが、ウォーターフォールで開発を進めていくと、PMって色々と大変ではないですか?

河野:当社はウォーターフォールモデルは一切採用せず、全てをプロトタイプを使ってのプロトタイプモデルで進めています。なので、ちょっと事情が違うかもしれません。

――すみません、てっきり多くのシステム開発会社で採用されている手法が前提だと思っていました。なぜウォーターフォールではなく、プロトタイプモデルなのでしょうか?

河野:ウォーターフォールは、もちろんメリットもありますが、社会環境など様々な「変化に弱い」という弱点があります。
私たちはこれまでの経験を元に、お客様の意識していない課題を深掘っていくのですが、例えばモックを作って初めて見えてくるニーズやペインポイントへの対応案を柔軟に取り入れていくには、ウォーターフォールだと手戻りが発生して大変です。
その点プロトタイプモデルであれば柔軟に対応できるので、最終的に欲しいものを得るまでの道筋が短縮化できます。

――クライアントによっては、ウォーターフォールじゃないと進捗管理が難しいから、嫌がられることもあるのではないでしょうか?

河野:もちろん、プロトタイプモデルに抵抗があるお客様もいらっしゃいますが、中長期的なゴールを見据えてのご提案なので、いつもご納得いただけるようお話しています。短期的な成果は求めていませんから。

コミュニケーション能力を重視しない採用方針

――次に、お二人のご入社経緯について伺いたいです。西野さんは、どのような流れでヘッドジャパンに入社されたのですか?

西野:新卒での入社です。就職情報サイトを見て「コミュニケーション能力を重視しない」というメッセージが特に響いて、入社することになりました。

――コミュニケーション能力を重視しないのですか?一般的にはほとんどの企業が「コミュニケーション能力」を採用要件に掲げていますが、逆なのですね。

西野:実際にどういう扱いなのかな、とは思っていましたが、要は「コードで語れ」ということでした。

河野:何でもかんでもできるということではなく、何かの分野や思考に特化した人間が集まった方が、結果としていい人材が集まる可能性が高いとの判断で、このようなメッセージを発信しています。

――なるほど。背中で見せると。

河野:口で表現するのは下手かもしれないが、頭の中で伝えたいことをコードでは表現できる。そういう人は必ず伸びていきます。思想があってコードを書いていれば、結果として引き継ぎもスムーズになり、属人化にもならないわけです。

――面白いですね。ちなみに、河野さんはどのタイミングでご入社されたのですか?

河野:2004年入社なのですが、正社員第一号です。
当時は、バイトや契約社員はそれなりにいたものの、社長一人で会社や案件を回していた状況でして、少しずつ会社が大きくなっていく過程をずっと見てきました。

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人が踏み込まないようなところに踏み込んで提案する

――実際に働く中で、ヘッドジャパンだからこそのプロジェクトのやりがいを教えてください。

西野:基本的には一次受けなので、提案の幅が広いというのが良いなと思います。私自身、こだわりが結構強い方なので、開発でも人が踏み込まないようなところに踏み込んで提案をしています。完成度を高めようとする努力を惜しみませんね。

――クライアントが必ずしも正解を持っているわけではないと思うのですが、その辺りはどうやって深掘っていくのでしょうか?

西野:それが本当に必要なのか?という視点で、日々疑うようにしている、ということに尽きると思います。これについては入社時から意識していることです。
例えば業務にExcelをかませている担当者がいたとして、なぜその業務が必要なのか、そのフローにしている理由はなんなのかを徹底的に考えています。

河野:お客様しか知らないこともあるので、業務背景をしっかりとヒアリングしていきます。もしかしたら、そのExcelはシステム化してはいけない背景があるのかもしれない。この辺りについては、ケースと経験を重ねるしかないかなと思います。
だから、言われたことだけをやりたい人には向いていないでしょう。プログラミングスクールを卒業した人から求人にご応募いただくことも多いのですが、ただ教科書通りに作ったものを成果物として出すような人は、向かないかもしれませんね。
素直じゃない人が多いかなと思います。

――いいですね。色々なクライアントを深くみていると、世の中のニーズに敏感になる気がするのですが、貴社は自社サービスの開発はしないのでしょうか?

河野:もちろんやってもいいのでしょうが、現状は受託開発メインですね。
自社サービスだと、ずっと開発し続け、市場に受け入れ続けなければなりません。今のところ、当社としては受託開発の方が需要を見つけやすいと思っています。

西野:新しいプロダクトは作ってもいいよ、企画も出していいよとは言われていますが、今のところは私自身も、色々なプロジェクトを通じて技術を身につけていきたいと思っています。

業務の自動化が素晴らしい

――コロナ禍の現在、日々の働き方についてはいかがでしょう?

西野:現在はほぼ、在宅でのリモートワークです。
私の場合はミーティングも多くないので、通常の一日だと、朝Web上で出社してRedmineでの更新などをチェック。その日の予定を組み立てて、業務につきます。開発環境を自分でコーディネートできるのがいいです。かなり効率化されていますよ。

――具体的にはどのような効率化でしょうか?

西野:例えば、やりとりはほとんどがSlackに一本化されていますし、CIツールもテストやフォーマット含めて自動化されているので、運用がとても楽です。
特にSlackは、気づいた人が色々なものを作っては設置しているので、自動化レベルが高いですね。弁当の注文とかも、サジェストと併せてSlack botが動いています。

――自動化は開発者の醍醐味の一つですから、いいですね。

西野:コロナ禍の影響でいうと、従前から実質的にペーパーレス化が完了していて、最初からチャットベースのコミュニケーションだったので、コロナでも運用に大きな変更なくスムーズに移行できたと思います。

――なるほど。プロジェクトの担当者は、どのようにアサインするのですか?

河野:基本的に専任採用はしていませんが、プロジェクトを進めていくことで「誰がどんなことが得意なのか」が見えてくるので、得意ベースで任せることが多いです。

――社員の方がたくさんいる中で、どのようにスキルの得手不得手を管理されているのでしょう?

河野:半年に一回査定をしているのですが、その時にスキルや嗜好の確認もしていますね。
面談で目標を自分で決めてもらい、その達成度を見て査定をするという流れです。会社として立って欲しいポジションを調整することはありますが、例えば技術を突き詰めたい人には相応の目標を設定するなど、とにかくやりたくないことはやらせないようにしています。
もちろん、お客様のご相談状況によっては、時にはやりたくなくてもやってもらうこともあると思いますが。

スペシャリストよりもゼネラリストが希望

――やりたいことを任せる文化とのことですが、他にヘッドジャパンらしさを表す社内文化などはありますか?

西野:ヘッドジャパンならではの“ゆるさ”はありますね。
役職で並んでいるわけではないので、入社したばかりの人と10年働いている人が対等に会話をしたりして、ギークな感じの人が多いのですが、垣根があまりない自由な社風だなと感じます。
あとやはり、自動化は素晴らしいですよ。
CIツールはもとより、環境構築も全てテキストで書いて自動で実行しているので、モノを作るのが好きな人からすると、ワクワクする仕組みだと思います。自動化の頂点のような感じです。

――そういう社内業務改善は、どなたか担当者がいるのですか?

河野:基本的には有志でやっています。
何かのツールを社内の標準として据えるのではなく、プロジェクト責任者が必要なものを採用する。一方でライブラリを作ったら他の人でも見ることができて、意見が色々と得れるということもあり、有志でまとめているようですよ。

――自発的な流れがあっていいですね。今後のお二人の目標を教えてください。

西野:入社時に、会社規模をどんどんと拡張していくと聞いていたので、それを目指すためにも、まずは自分のできる仕事を増やしていきたいです。
なので、今は何かの技術やテーマに特化するのではなく、使える技術を広げていくために幅広く仕事をしているという状況です。

河野:会社としては、スペシャリストよりもゼネラリストですね。様々な業種業態のお客様がいるので、「これじゃなきゃ嫌だ」という人ではなく、広く接触機会を持てる人が良いと思っています。
新しいプロダクトや自動化、色々なツールを試している人、インフラやOS設定に興味がある人など、自分で作ったものに愛着を持てる人などです。
あと個人的にはデータベースをいじるのが好きなので、クエリを修正したり、分析してパフォーマンスをチューニングをしたりなども、引き続きやっていきたいなと思っています。

――ありがとうございます!最後に、読者の皆様へのメッセージをお願いします。

西野:ITやプログラマーと聞くと、何か飛び道具のようなものを使って仕事をするようなイメージがあるかもしれませんが、あくまでものづくりの一種です。
自分が設定したものがその通りに動いた時の達成感や、不要部分を削いでいって時間を削減できた時の開放感など、ものづくりの喜びを持てる人と一緒に働きたいと思います。

河野:会社と一緒に成長できる人に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
例えば、入った当初はうまく喋れなくても、何か自信を持って提供できる技術スキルなどがあれば、いい感じで現場に入ってもらえると思います。
ですので、すでにエキスパートな人というよりかは、経験を積む場が欲しいという人に向いている職場だと思います。
当社とともに、一緒に成長していきましょう!

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編集後記

もともとパッケージシステムのスパイラル導入を進めていた身として、パッケージや自社サービス等を持たれない開発会社がプロトタイプモデルでの開発プロセスを進めているということが、非常に面白いと感じました。何故ならば、多くの発注企業の情報システム部門にとってはウォーターフォールが前提となっているケースも多く、少なからず抵抗があるだろうなと容易に想像がつくからです。
そしてコミュニケーション能力を重視しない、というスタンダードでない戦略も面白いなと感じます。インタビューを進めても、特にコミュニケーション齟齬を感じるところはなく、純粋に技術の部分で尖った方が多いのだろうと想像した次第です。
様々な技術経験を現場で吸収していきたい、という方に最適な職場だと思います。

取材/文:長岡 武司
撮影:平舘 平

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