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10万社以上の電子契約を後押し。クラウドサインの第二フェーズを支えるエンジニアに求める姿勢とは

日本最大級の弁護士検索・法律相談ポータルサイトを運営する弁護士ドットコム株式会社(以下、弁護士ドットコム)。「専門家をもっと身近に」を理念に、法律相談を通してより暮らしやすい社会の実現を目指す、リーガルテック(Legal × Technology)のリーディングカンパニーです。

そんな同社が力を入れる事業の1つが「クラウドサイン」。押印・署名から内容確認まで、すべてがクラウド上で完結する電子契約サービスであり、早ければほんの数分で契約締結することができます。契約書はもちろん、発注書や納品書、検収書、請求書、領収書など様々な取引にも対応しており、昨今のコロナ禍において各社リモートワークを導入している背景から、さらにニーズが高まっています。さらには行政機関も、「特段の定めがある場合を除き、押印をしなくても契約の効力に影響は生じない」という考えを示し、これまで紙運用に徹していた組織も、ペーパーレス社会に向けた動きを加速させることは間違いないでしょう。

リリースから5年で10万社以上が導入し、累計で200万件以上の契約締結件数を誇るクラウドサインは、どのように生まれ、成長していったのか。そして、今後のさらなる成長に向けて、どのようなエンジニアメンバーを求めているのか。クラウドサインを支えるエンジニア3名に、じっくりとお話を伺いました。

プロフィール

市橋 立(いちはし りつ)
弁護士ドットコム株式会社
執行役員 CTO
東京大学大学院 工学系研究科卒業。アクセンチュア株式会社入社、戦略グループ通信ハイテク事業本部コンサルタントとして新事業戦略・事業戦略・マーケティング戦略の立案および業務改革支援などに携わる。起業を経て、2014年1月に弁護士ドットコムに入社、2015年10月より執行役員に就任。

 

和田 浩一(わだ こういち)
弁護士ドットコム株式会社
クラウドサイン事業本部 エンジニアチーム エキスパートエンジニア Tech Lead 兼 ラボコーディネーター
九州大学大学院 電子工学修士課程卒業。自然言語処理の応用研究、オフィス製品の日本語化、日本語IMEや日本語形態素解析器の開発、ブログ検索サービスの日本語化などの業務を経て、2015年1月に弁護士ドットコムに入社。「クラウドサイン」の1人目エンジニアとして、立ち上げから開発に携わる。現在は「クラウドサイン」のテックリードを担当。

 

沼田 和也(ぬまた かずや)
弁護士ドットコム株式会社
クラウドサイン事業本部 エンジニアチーム
東京理科大学 理学部卒業。大学在学中から弁護士ドットコムでインターンを開始し、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の開発を担当。その後、会社初となる新卒の正社員として入社し、様々なサービスの開発を行う。2017年4月から、「クラウドサイン」の開発を担当。お笑いが好き。

「二割司法」への課題感から立ち上がったリーガルテック企業

――まずは弁護士ドットコムがどういう会社なのか。立ち上がりの背景や事業内容について、教えてください。

市橋 : 「二割司法」という言葉が司法の世界にはありまして、本来弁護士がサポートできる案件のうち、わずか2割しか実際に活用されていない、という問題があります。つまり、多くの皆様にとって、弁護士が身近にいないということです。
そんな課題感から立ち上がった会社が、弁護士ドットコムです。

創業事業である日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」をはじめ、法律ニュースを配信するメディア「弁護士ドットコムニュース」、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」、企業法務のポータルサイト「BUSINESS LAWYERS」など、リーガルテック領域で様々な事業を展開しています。
「トラブルが起きたとき」だけでなく「トラブルを予防する」ことも目的としたプラットフォームを目指して、「専門家をもっと身近に」という理念のもとで活動しています。

――最近はテクノロジーの進化も相まって、「リーガル先進国」や「リーガルテック」といった言葉も増えてきましたからね。その中で今回は、クラウドサインについて伺いたいのですが、皆様はそれぞれどのようなお仕事をされているのでしょうか?

市橋 : 私はCTOとして、クラウドサインを含め社内の開発組織や採用する技術を包括的に管理しています。
和田は、クラウドサインの1人目エンジニアとしてサービス立ち上げから開発に携わっており、現在はクラウドサインのテックリードを担当しています。
沼田は会社初の新卒正社員で、社内の様々なサービス開発を経て、3年前からクラウドサインの開発を担当しています。

6名 × 8ヶ月で立ち上げたクラウドサイン

――クラウドサインは私も使わせていただいていまして、なんで今までこういったサービスがなかったのか、むしろ不思議なくらいです。

和田 : クラウドサインのリリース以前も電子契約という手法自体は存在していたのですが、電子署名法(電子署名及び認証業務に関する法律)に準拠した要件は非常にハードルが高く、送信側も受信側も、あらかじめ綿密な準備をしなければなりませんでした。つまり、導入ハードルが高いことで実質的に普及しにくい状況でした。
そんな中で、創業者である元榮が以前より契約業務が煩雑であることに問題意識を持っていたことから、クラウドサインの事業が始まりました。これが2015年のことです。

――そこから、どれくらいのスパンでプロダクト開発がなされたのでしょうか?

和田 : 私が弁護士ドットコムに入社したのが2015年1月で、それ以前から事業計画としては持ち上がっていたようですが、本格的に動き出したのが入社翌月の2月からでした。
2015年10月にはリリースしているので、約8ヶ月で作り上げたことになりますね。

――想像以上にスピーディーですね。チーム体制はどうだったのでしょうか?

和田 : プランナー1名、デザイナー1名。あとは市橋と、当時の役員2名が事業全体を管理していました。ここに入社したての私が加わって、開発を進めていきました。

――こういう司法関係のサービスを構築する際には、もちろんエンジニアだけではなく、弁護士や企業法務など、その道のエキスパートとの連携が不可欠だと思いますが、そのあたりのハードルはどのように乗り越えていったのでしょうか?

市橋 : 企画段階から半年ほどかけて、弁護士事務所に通いつめてヒアリングをしていきました。メールを送って合意締結するという方法が、果たして契約として成立するのか否か。
あと、僕たちエンジニアが直接、条文や施行規則などを細かく読んでいくわけではなく、社内の弁護士資格を持っている者や企業法務に詳しい者が監修しています。エキスパートと解釈や要件を一緒に詰め、これなら問題ないという結論になりました。

大企業でもスムーズに利用できるサービス開発に向けて

――クラウドサインの開発にあたって、最も力を入れてきたことは何でしょうか?

市橋 : 一つ挙げるとするならば、セキュリティ対策ですね。
例えば送信者と受信者に契約書を送る際のURLですが、閲覧・確認にはユニークURLを都度発行しています。これにより、仮に不正アクセスを働こうとしても天文学的な回数のアクセスを試みる必要があるので、現実的には不可能です。
また、ファイアウォールを通じて機密情報をインターネットから隔離保管するなど、外部ネットワークからの攻撃や不正アクセスからのデータ保護には、最初から力を入れていました。

――会社の契約書を扱うわけですから、その辺りは必須要件ということですね。現在、開発チームで力を入れていることは何でしょうか?

和田 : 開発タスクがしっかりと回るように、組織を大きくすることですね。
あとは、複雑な構造や印章管理規程がある大企業での利用に支障が出ない仕組みづくりも重点的に行なっています。宛先の人数や送信件数など、数が多いものを扱いやすくするのはもちろん、セキュリティチェックシートへの対応など「運用面」にも力を入れています。

市橋 : 大きな企業になると、セキュリティチェックシートへの回答を義務付けしていることも多く、それらをクリアする必要があります。
それから、最近だと欧州のGDPR(EU一般データ保護規則)に対応しました。クラウドサインでは、情報の委託先を整理してGDPR準拠の利用規約とプライバシーポリシーの改定、データ削除フローを構築しています。これによって個人データの管理者であるユーザーが保持する個人情報を適切に処理できるGDPRの要件を満たすことができています。

業務時間の20%で好きなことをして、「Day0(デイゼロ)」で発表する

――このような新機能の実装に関わらず、開発者としてのアウトプットを推進していくような仕組みを、何か作っていらっしゃるのでしょうか?

沼田 : まずは毎週金曜日に「スプリントレビュー」を設けていて、その週に作ったものをレビューして、成果をメンバー同士で見せ合うという時間があります。
あとは、2ヶ月に1回の頻度で「Day0(デイゼロ)」という場があり、そこで各メンバーが研究開発的に作ったものを披露しています。

市橋 : クラウドサインでは、業務時間の20%を好きなことに使って良いという制度を設けていまして、「Day0」では20%の時間を使って各自が研究開発した内容が披露されていますね。
ちなみに、「Day0」はクラウドサインで定めているバリューの1つで、「いま、明日をつくろう!『何かの前日』の日々を楽しもう」という趣旨です。何かを生み出そうと議論、準備、行動している日々=「DAY0」と考えています。

――直近で「面白いな」と思われたものがあれば、教えてください。

沼田 : 実際にサービスに反映されたものと、カジュアルなものがあるんですよね。
面白いものだと、3年くらい前になりますが、Google Homeに「OK, Google、○○さんにNDA(秘密保持契約)を送って」と言うと、そのままクラウドサインのAPIを使ってNDAが送付される仕組みを作ったケースがありましたね。3時間くらいで構築したそうなんですが、一番感激しました。

詳しくはこちら :「アシスタントさ〜ん!、あのお客さんにNDA送っておいてもらえます?」の「アシスタントさ〜ん!」を「OK,Google(オッケーグーグル)!」に置き換えてみた

――契約業務がカジュアルになる感じでいいですね!実際に製品に入ったケースはいかがでしょう?

沼田 : 本当にちょっとした機能ですが、ニーズはあったものの実装されていなかった「メンバー検索機能」とかですね。

市橋 : 営業からのフィードバックを流すSlackのチャンネルがありまして、そこの情報を拾って実装したケースでした。サクッと作られたものでしたが、見ていた人から「いいね」が多く届いたので、そのまま本番環境に追加しました。

和田 : 「Day0」には、エンジニアだけではなくデザイナーや営業も参加するのですが、そこから出てきた企画が「契約書タイムバトル」でした。法務のプロが契約書のリアルタイム・ドラフティング力を競うゲームで、クラウドサイン事業の責任者を務める橘が立ち上げた企画でした。

沼田 : この他にも月に1回、全社のエンジニアで勉強会を開催しています。事業部の中だけに限らず、全社的に情報交換・共有できる場となっています。
最近だと、クリーンアーキテクチャをやってみたと言うメンバーがいて、クラウドサインでも前々から取り入れてみたかったので、とてもためになりました。

ちゃんと技術を大事にしている会社だと感じた

――もともと沼田さんは、技術系の勉強をされて弁護士ドットコムのインターンに入られたのでしょうか?

沼田 : そんなことは全くなくて、プログラミングは大学1年生のときにしかやっていないです。
大学3年生のときに、それまでアルバイト経験もなかったのでこのまま社会人になるとダメになるから何かしようと思いました。IT関係のインターン先を探していた中で、たまたま募集を見つけたのが弁護士ドットコムでした。

――本当に偶然の出会いだったわけですね。実際にインターンから正社員になって、働いてみていかがでしょうか?

沼田 : ちゃんと会社の一員として成果に繋がっている手応えがあるので、とてもいいなと思っています。そもそも僕が入ったときは小さな会社だったので、それがだんだんと人数が増えて成長していくのは、とても楽しく貴重な経験だと思います。

――和田さんはいかがでしょう?どのような経緯で弁護士ドットコムに入社されたのですか?

和田 : 入社のきっかけは、事業開発をしていた社員からのお声がけです。印象的だったのは、入社選考の最初にコーディングテストがあったことですね。それをみて、ちゃんと技術を大事にしている会社なんだと感じました。
私は、弁護士ドットコムで9社目になるので様々な会社を経験しています。その中には技術をビジネスの使いっ走りとしてしかみていない会社もありましたが、市橋との面談で話した内容なども含めて技術を活かしてサービスをつくっていけるなと安心できました。
実際に働いてみても、例えばコミュニケーションは全社的にSlackなのですが、自分ではちょっとしたことでも称賛のスタンプがついたりなど、とても居心地よく仕事ができています。その点について、ギャップはないですね。

――入社年としては最も古株の市橋さんはいかがでしょうか?

市橋 : もともとハイテク事業領域の戦略コンサルをしていたので、技術部分での抵抗はなかったのですが、「弁護士ドットコム」と言う社名だけを聞いたときは正直興味がもてませんでした(笑)
でも、創業者の元榮が熱く夢を語ってくれたことが入社の決め手となりました。まだ20人くらいしかメンバーがいなかった時期です。
今になっても一貫して思うのは、「専門家をもっと身近に」という理念で集まったメンバーが、とてもいいなということですね。

――素敵ですね。そんなメンバーのおふたりからみて、技術者が働く場として「一番の」魅力を教えてください。

和田 : 沼田も話していた通り、会社がどんどんと大きくなっていて、プロダクトと組織が同時に育っていくのが良いです。
これは余談なのですが、クラウドサインの開発開始と息子が生まれたのが同じくらいのタイミングです。息子と一緒にプロダクトが育っているのも、面白いご縁だと感じます。

沼田 : 自分にしっかりと裁量があるところですね。技術に対して提案したり、サービスについて意見を出したり。
あと、CTOをイジれる空気があります(笑)
「Day0」の発表で、必ず誰かが市橋に関するネタを入れてきます。それでも全然怒らない、愛されキャラのCTOと一緒に仕事ができるのも、絶対に楽しいと思います!

どんなに大きくなっても「ユーザーのために」を失わない

――皆様の今後の目標について教えてください。

沼田 : クラウドサインがリリースされてもう5年なので、今後はもっとモダンな書き方にして、よりバグが起きない仕様にしたいです。広い意味でのエンジニアリングをやっていきたいですね。

和田 : やはり、組織的には大規模開発に集中できるように、制度や組織づくりを整備したいです。あとは、「Day0」などの制度を使いながら、新しい技術をどんどんと取り入れたいとも思います。

市橋 : 短期としてはエンタープライズユーザーを中心とした開発を引き続き進め、中長期的には会社全体としてスケーリングする組織や技術基盤を整えていきたいです。今は50人くらいのエンジニア組織ですが、これが100人、200人になっても耐えうる基盤です。
ただ、この時に大事なことは、スケールしたとしてもエンジニアリングの楽しさは失わないようにすること。たとえ細かいパーツだけを開発する場合でも、「ユーザーのために」を失わないようにしたいと思います。

――そのために、今後どのようなメンバーにジョインしてもらいたいでしょうか?

沼田 : 単純にコードを書く人ではなくて、UXから考えられる人です。与えられるんじゃなくて、自ら考える。求められるのはエンジニアリングなので。

和田 : プログラミングやモノづくりが好きな人かな。会社の基幹業務を担うことになるので、ユーザーにとってどういうことが喜ばれるかを考えられる人がマストです。
あとは、今後発展していくクラウドサービスそのものに興味があることも大事ですね。

市橋 : 弁護士ドットコムのエンジニアとデザイナーには3つの行動指針があります。1つ目は「いいものを最短距離で」。つまり、ちゃんとユーザーのことを考えるということです。2つ目は「最適化し続ける」。これは技術的負債を解消していくこと。そして3つ目は「チームとして仕事をする」です。
エンジニアだけの組織ではなく、ビジネスサイドと協力して動くことで初めて良いものができるので、一緒に楽しめる人がいいなと思います。

――ありがとうございます。最後に、弁護士ドットコムが気になっている読者の皆様に一言お願いします!

市橋 : エンジニアとして社会を変えていくってなかなか無い経験だと思うので、ぜひ一緒に変えていきましょう!

和田 : 楽しく働いて、サービスを一緒に盛り上げていきましょう。

沼田 : みんな真面目ですね(笑)
仕事は仕事なんだけど、一緒にいて笑かしてくれる方を募集しています!

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編集後記

私が初めてクラウドサインを使った時、「え?こんなんで契約締結できちゃうの?」と感じたことを覚えています。PDF化された契約書の押印欄には簡易的な電子印が押され、社名を入力して送信するだけで契約締結できてしまう。調べると、法的に全く問題がないとのこと。
今まで行なっていた、紙の書類を用意して複数箇所に間違えないように押印して、一部を相手に返送するというオペレーションはなんだったんだと思える、そんな契約書UX革命でした。まだクラウドサインを使ったことのない方は大勢いるからこそ、上述のような感動体験を提供できる母数も多いです。
このように、まだまだ伸び代しかないプロダクトだからこそ、エンタープライズシフトを進める第二フェーズのエンジニアリングは、間違いなく面白いフィールドだと言えるでしょう。

取材/文:長岡 武司
撮影:太田 善章

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