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IT業界30年選手が設計する「エンジニア研修」。優秀な人材が夢テクノロジーに集まる理由とは

あらゆる組織の成長戦略においてDX(デジタル・トランスフォーメーション)の実践は、今や不可欠な取り組みとなっています。それに伴って、優秀なITエンジニアの確保が企業が最も力を入れるべき施策の1つになっていきますが、労働人口が逓減していく社会において、これがなかなか難しいわけです。

有名な大企業であったとしても、エンジニアに働くことの魅力を伝えながら採用を進めるのに苦戦をしており、かといって未経験者を採用して1から教育をしようとすると、工数と一定のノウハウが必要となり、なかなか実践が難しいと言えます。

また、キャリアチェンジやキャリアアップを検討されている方が自らの力でスキルや知見を身につけるには、相応の時間やお金がかかることでしょう。

そんな中で、給料を受け取りながら経験者であってもITのプロフェッショナルスキルを身に付けることのできる教育カリキュラムを整えているのが、派遣事業を通じて企業のDX支援を行っている株式会社夢真ビーネックスグループ(東証1部)の中核子会社である株式会社夢テクノロジー(以下、夢テクノロジー)です。

同社では約2カ月~3カ月の研修を経て、現場へと派遣しています。研修後の技術者の資格取得数合計は、わずか9カ月で1100を超え、直近1カ月(21年7月)では120にものぼるそうです。また昨年からは「夢転籍」という制度も発表し、派遣先の企業へそのまま入社できる制度も整えています。

具体的にどのような思想のもとで教育プログラムを構築し、どのようなエンジニアが活躍しているのか。IT業界の経験が長い人材開発本部長に、お話を伺いました。

プロフィール

杉谷 喜範(すぎたに よしのり)
株式会社夢テクノロジー
執行役員
人材開発本部 本部長
IT業界に30年近く在籍し、現場での開発業務からボードメンバーとしてのマネジメント業務まで幅広く従事。技術者の育成や指導にも深く携わる。夢テクノロジー入社後は、執行役員 人材開発本部 本部長として、技術者教育制度の整備を進めている。

経験の長短を問わず「一人前のエンジニア」を目指す

――まずは、長年IT業界にいた杉谷さんだからこそ感じる、夢テクノロジーの事業内容の特徴を教えてください。

杉谷:ご存じの通り、エンジニアを採用するにあたって、多くの企業が苦労しています。
大学で情報系の勉強をされた方など、エンジニアリング領域に知見・勘所のある優秀な人材を採用したいというニーズに対して、そのような人材が足りていないためです。

そんな状況の中、逆転の発想で「エンジニアになりたい人、エンジニアとしてより成長したい人を採用して、育成し、企業へと送り出す」というアプローチをしているのが夢テクノロジーです。

シンプルな方法ではあるし、みんなそれをやれば解決することも分かってはいますが、経験の浅い方や未経験者を一人前のIT人材へと育成することは容易ではありません。そこにあえて挑戦し、実績を積んでいる点が、夢テクノロジー最大の特徴だと自負しています。

――とても難しそうですね。

杉谷:私自身、夢テクノロジーに入社するときにこの話を聞いて、「無理じゃないか」と思ったのですが、実際に入ってみると非常に良い仕組みができていますし、日々改善を繰り返しているので、非常に手応えを感じているところです。

1点、入社して研修をスタートするときに「夢テクノロジーに入社したと思わないでください」とお伝えしています。

――と、言いますと?

杉谷:エンジニアはこれからも需要が増え続けるでしょうし、待遇面をとっても良い業種で、社会にも貢献ができる仕事です。

だからこそ、経験の長短を問わず「一人前のエンジニアになる」という目標を掲げ、自信と誇りをもって進んでいただきたい。「ITエンジニアとしてのキャリアの1つのステップがたまたま夢テクノロジーだった、くらいに思って『一人前のエンジニア』を目指してください」と、そんな思いで先ほどの言葉をお伝えしています。

――なるほど。会社という枠にとらわれるなと、IT業界の一員として成長していってほしということですね。

杉谷:そういうことです。しかし、我々の研修をただ受けるだけで、そのまま一人前のエンジニアになるなんてこともありません。当然ながら研修受講者の努力は必要なので、そのための意欲は強くもっていただきたいと考えています。

――すごい資格取得数ですね。

杉谷:はい。Azure・Oracle・PythonやOutSystemsなど多様な資格の取得を進めております。一例ですが、保有資格合計ですとSalesforce資格は224名(21年8月2日現在)、AWS資格が456名(21年7月末現在)になります。

Salesforce認定Platformアプリケーションビルダーという難しめの資格の場合、現在73名が保有しており、これは超大手のSIerさまなどより上位の国内第7位の保有者数となっています。

AWSにおいては、昨年に「AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year」(※)を受賞しています。

※2020年4月〜2021年3月の期間のうち、昨年度比で AWS 認定資格取得数の増加率(%)が最も大きかった(2019 年度取得10名以上の会社が対象)パートナー企業に贈られる賞。夢テクノロジーでは2020年3月末時点での資格取得者数が19名だったのに対して、2021年3月末時点では230 名となっており、増加率1211%を達成した点を評価され受賞に至った

研修講師は全員がエンジニア経験者

――経験の浅いエンジニアの採用に力を入れていると伺いました。

杉谷:はい。「運用保守しかさせてもらえない・オンプレ環境での業務に従事しているがクラウドを勉強し新たな領域へチャレンジしたい・プログラム開発できると思って飛び込んだが、テスター止まりで上位業務への道が閉ざされている」などという若手のエンジニアの声を私どもはよく伺います。

現在の環境で成長が見込めない場合、やはり業務へのモチベーションも低下してしまいます。そういった方こそ、当社では活躍いただける仕組みがございます。

――といいますと?

杉谷:当社では研修制度が非常に充実しています。挑戦したい分野の研修を入社後に受けていただき、その分野でより成長できる派遣先で業務を行っていただける環境があります。当社では自前の研修センターを全国3カ所に構え、講師もすべて自社の社員です。講師全員が元優秀なエンジニアです。万全な教育体制があるからこそ、成長いただける環境を提供することができるのです。

――学び方としては、どうやって進めていくのでしょうか?

杉谷:LMS(学習管理システム)を導入しており、現在は基本的にはeラーニングで進めてもらいますが、ただ教材を提供しておしまいではありません。受講者一人ひとりの状況を講師が把握できるようになっているため、個別に指導をしたり、リモート研修やビデオ会議、チャットなどを駆使してコミュニケーションをとりながら学べるようにしています。

経験者こそ、中長期的なキャリアプランの提示が大切

――経験が浅いエンジニア場合は、どういった教育プログラムになるのでしょうか?

杉谷:私自身、社外の若手エンジニアからキャリアの相談を受けるのですが、今の業務から今後のキャリアがイメージできないと悩んでいるケースが良くあります。この業務をやっていて本当にエンジニアとして伸びていけるのだろうか、であったり、自分の目指したい分野の勉強がなかなかできない、という悩みです。

だからこそ、中長期的なキャリアプランを提示した我々のカリキュラムは、経験者にとって大いにプラスになると自負しています。

――具体的にはどうやって研修が進むことになるのでしょうか?

杉谷:経験者は基礎技術研修(後述)の内容はクリアしていることが多いと思いますので、希望する業務内容の現場にそのまま入っていただくことも可能ですし、基礎技術研修の上位の「高度技術研修」を受講してもらってから現場に入ってもらうことも可能です。

もちろん、現場に入ってから、必要なタイミングで高度技術研修を受講することも積極的に推奨しています。

――高度技術研修について、具体的な内容を教えてください。

杉谷:研修期間は約8週間で、実務IT環境の経験と研修のハイブリッドで実力をつけてもらえる仕組みにしています。先ほどもお伝えした通り、特にここ数年はクラウドへのニーズが高まっているので、AWSやAzure、Salesforceの研修を強化しています。また最近では、ローコードやノーコードも世界的に進んでいるので、プラットフォームの1つである「OutSystems」の研修も始めています。

――技術の動きは非常に速いと思うのですが、チューニングはどんな頻度で、どのように行っているのでしょうか?

杉谷:細かなチューニングは、それこそ毎日のようにやっています。例えばSalesforceやAWSについては、セールスフォース・ドットコム社やアマゾン ウェブ サービス ジャパン社の技術者と定期的に協議を重ねていまして、より実用的で実践的な内容を維持するようにしています。

最新の技術トレンドから、最近の顧客の求めている技術やそれに対して必要な技術スキルなど、具体的なご助言をいただいており、その都度研修に反映させています。

レベルアップするための動線設計へのこだわり

――ところで、テクノロジー教育のスキルマップはなかなか設計が難しいと思うのですが、どのように作成されていったでしょうか?

杉谷:注力する技術エリアを5段階にセットし、それぞれのスキルレベルではこういった能力が要求される、というものを定義しています。

杉谷:おっしゃる通り、定義そのものはなかなか難しいのですが、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)や実務能力認定機構など、様々な機関が情報を公開しているので、それを反映しつつ当社の蓄積されたノウハウを反映させ作成しています。
ただ1点注意したことは、取得している資格情報に過度に捉われないようにする、ということです。

ほとんどのプロジェクトはチームでやっています。なので、「この資格を持っていればスキルレベル3だよ」という単純なレベル判定ではなく、チームの中でどういう役割を担えるか、実務レベルでどういった業務を実際に経験してきたか、という観点も盛り込んで設計しています。

また、スキルレベルと職位・給与水準を明確に連動させているのも我が社の特徴です。スキルレベルを上げていくことが、社員の明確な目標になるように人事制度面でも工夫しています。

――それは現場の実態に即していて、エンジニアだけでなく顧客にとっても良い仕組みですね。

杉谷:他にこだわったポイントとしては、レベルアップするための動線設計です。例えばレベル2から3へと上がりたいときにどうしたら良いか分からない、という相談が前職含めて非常に多かったです。

そのため、「こういう研修を受けてこういうスキルを身につけ、そのスキルを活かした業務を経験したら次のレベルに行ける」という基準が可視化されるように注意して組んでいますし、積極的に技術者に情報発信するようにもしています。

あとは、ロールモデルとなるエンジニアをインタビューし、エンジニア向けに配信するということもやっています。非常に参考になっているという声を、ありがたいことによく耳にしますね。

夢テクノロジーをきっけかに、大企業へと進む道も開かれている

――キャリアプランについて、貴社独自の仕組みとして「夢転籍」というものがあると伺いました。こちらの内容を教えてください。

杉谷:夢転籍とは、その名の通り、派遣先で3年間就業したらそのままクライアント企業へと転籍できるサービスです。
2020年10月から正式な制度としてスタートしまして、たくさんのクライアントからご要望をいただいています。

――具体的にはどのようなケースで夢転籍が希望されるのでしょうか?

杉谷:1つのケースとして、大手ゼネコンさまの事例をお伝えします。

大手ゼネコンさまでは、AIやXRといった新しい技術領域の研究開発を進める部署にて、エンジニアを揃えたいというお考えがありました。
そんな中、今お伝えした先端技術を扱った経験をもつ人を採用されたのですが、これまでの経験則からの考えが強いことで、なかなか部署の環境に合わなかったそうです。
だからこそ、我々のところに出された希望は「先端技術の経験はなくても、先端技術に興味がある人」でした。募集をしてもそういう人はなかなか来なかったとのことなのです。

――大企業でも、なかなか集まらないものなんですね。

杉谷:そうなのです。そんな流れから、夢転籍のご提案をしたところ、興味をもっていただきました。大手ゼネコンさまとしても、もともとは正社員を前提に考えられていたので、転籍できるのであれば願ったり叶ったりだったというわけです。

最初はオンプレからAzure環境への移行ということで、クラウド研修を受けていた優秀なエンジニアを2名採用いただきました。その2名の評判が良く、また他にもされたいことが沢山あるとのことで、2021年4月入社の研修受講生3名を追加採用いただきました。AIやXRの経験はなくとも、ある程度のIT基礎と意欲を評価いただいたかたちです。

――大企業でのキャリアパスも、頑張り次第で可能ということですね。さらに、特定技術の経験がなくても興味のある分野に挑戦できる環境があるのですね。これは経験の浅いエンジニアには朗報だとおもいます。

杉谷:この他にも、夢テクノロジーでは請負の受託開発プロジェクトも増えていまして、そこで開発を行いながら社内OJTの講師をするといったエンジニアもおります。

参考記事:毎年1,000名単位でエンジニアが増加。夢テクノロジーが進めるIT人材エコシステム戦略について聞いてみた

杉谷:夢テクノロジーでは世の中の変化を踏まえて常に新しい研修を作り出しているので、自分の行きたい方向性の研修を会社が用意し、やりたい方向性に沿った配属も調整します。
当社に入社すると様々な道があるというメリットを、ぜひご理解いただけたらと思います。

――未経験者も採用していると伺いました。

杉谷:はい。未経験者の採用もおこなっております。経験者に行う研修以上に難易度は高いのですが、未経験者教育のノウハウが経験者への研修にも非常に有効となっております。

――未経験からITエンジニアになることを考えた場合、相応にハードルが高いと思うのですが、どんなことに重きを置いてカリキュラムを構築されているのでしょうか?

杉谷:まず、入社後のスタートラインが非常に大事だと思っています。未経験者採用では、「エンジニアになる」という志と覚悟、経験者では「次のレベルにスキルアップする」という意思が最も大事だと捉えていまして、それに対する我々のスタンスは、あくまでサポートです。このことを最初に強調します。

――まずはマインドセットをしっかりと行うわけですね。

杉谷:その上で、最初に1日ほどかけて、ITの基礎知識や各エンジニア職種、ITプロジェクトの進め方などをお伝えします。そして、今後期待するキャリアステップを提示し、全員が意欲をもって研修に取り組めるような土壌を整えていきます。
その後は「基礎技術研修」へと進み、スキルや希望、進捗に応じて分かれていくことになります。

――基礎技術研修にはどんな種類があるのでしょうか?

杉谷:「システム管理」「ネットワーク」「クラウド」と3つのコースに分かれていまして、基本的にはこの中のいずれかに入ってもらうことになります。

「システム管理」については、多くの企業が採用するLinux系サーバのシステム管理の知識とスキルを深めてもらいます。また「ネットワーク」では、シスコシステムズ社による技術者認定資格の内容を中心に知識とスキルを深めてもらいます。
そして「クラウド」は、ここ数年で最もニーズが高いものとなり、具体的にはプログラミング基礎やSalesforceに関する内容となっています。

未経験者の場合は6週間ほど研修を受講してもらい、その上でお客さま先へと派遣されることになります。

一人前のエンジニアに育ってもらえる自信が、我々にはあります

――教育力がやはりポイントなのでしょうか?

杉谷:はい。これは自信をもって「そうです」と言えます。先ほど未経験者の教育について触れましたが、派遣でお客さま先に自信をもって送り出すことができる教育力が当社の強みです。
繰り返しになりますが、経験者の教育においてもこのノウハウがとても活きており、特に経験が浅いエンジニアの方にはより成長できる機会にあふれています。

――先ほど「優秀なエンジニア」という表現をされていましたが、夢テクノロジーが考える「優秀」とは、どのような定義なのでしょうか?

杉谷:これは私の経験に根差した部分ではありますが、チームとしての役割を担い、周囲の人と一緒に仕事をしながら自分の能力を最大限に活かせるエンジニアが、優秀だと考えています。

もちろん、技術がずば抜けているが一匹狼みたいなエンジニアも優秀なのでしょうが、IT業界で1人で大きな仕事を成し遂げるのは稀有だと思います。
PCが登場した1970年代から1980年代とはIT技術の幅と複雑さのレベルが違いますから、いかに天才的な人でも、チームを作って様々なことをやらないと、仕事としてやっていけないところがあると思います。

――ヒューマンスキルが大切だと。

杉谷:そういうことです。より細かく定義すると、業務範囲の中で自らの力で技術判断して、メンバーと円滑なコミュニケーションをしながらチーム内で活躍できる人、だと捉えています。

夢テクノロジーの教育課程を経たエンジニアは、今おっしゃったようなマインドセットが自然と身につくことになる、ということですね。

杉谷:これはIT業界だけでないかもしれませんが、自主性をもって成長していける人は、どこでも通用します。現にコミュニケーション能力が高いというご評価をいただけているのは、会話が弾むという話ではなく、自ら進んで学んでいき、業務内容を改善していけるからです。

研修でもそのようなヒューマンスキルを評価しているので、研修を卒業したメンバーであれば、そこは間違い無いでしょう。

――ありがとうございます。それでは最後に、読者の皆さまへのメッセージをお願いします!

杉谷:エンジニアとして高みを目指したいという強い意志とやる気があれば、一人前のエンジニアに育ってもらえる自信が我々にはあります。ぜひ意欲をもってきてください。

エンジニア経験が浅い方こそ、手を挙げれば新しい技術を、会社が給料をお支払いしながら学んでいただけるので、現在何かキャリアに不安を感じている方には最適な環境かなと思います。

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編集後記

どの仕事にも通ずることとして、自身が歩むキャリアステップが可視化されると、次の目標を立てやすくなり、それに向かっての努力を安心して注げるようになります。
特に経験の浅い方にとってエンジニアとしてのキャリアステップは所属会社の協力が必要であり、さらに最初に全体像を提示してもらえるのは非常に良い仕組みだと言えるでしょう。
「一人前のエンジニア」を目指す方にとっては、新たな1歩を踏み出すきっかけとして、夢テクノロジーの教育プログラムはとても魅力的なのではないでしょうか。

取材/文:長岡 武司
撮影:太田 善章

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